就任3年目を迎えて

　県民の皆さまの多くのご支持を賜り、県政のかじ取り役を
　お任せていただいてから、早くも3年目を迎えました。

　任期の前半の活動について振り返るとともに、後半に向け
　て、今後の展望を申し上げます。

　人口減少のペースを減速化するために、若い方が香川で就
　業・定住するための政策、大都市圏などから移住を促進する
　政策を強化しました。また、結婚を希望する方の出会いの機
　会も増やしました。
　さらに、子供の医療費の無償化などの子育てにかかる経済的
　負担の軽減や、相談体制の充実、共働きしながら子育てでき
　るように育休取得促進をはじめとする就業環境の改善など、
　子育てしやすい環境づくりに努めているところです。

　まだ目に見える効果が表れておりませんが、成果の面では小
　さいものを含め、いくつか確かなものがあると思っていま
　す。これからも、さらなる県勢発展に向けて、県庁職員一丸
　となって、力を尽くしてまいります。
 

さて後半の展望については、若者の定住促進や移住促進にもつながりますが、まずは、香川の中長期的な発展を担う企業誘致と、県内企業の事業拡充支援に力を注ぎたいと思っております。
企業誘致については、瀬戸内海に面し、中国地方や近畿地方に近く、海陸の物流に有利で、災害が少ないという香川の「地の利」を評価いただいた製造業や、情報通信産業の立地が始まっています。

次に、さらなるにぎわいの推進ですが、来年4月に開催する瀬戸内国際芸術祭も最近では世界的に有名な催しとなってきました。また、間もなくオープンする県立アリーナを核として、周辺整備や魅力あるイベントを開催するとともに、瀬戸内国際芸術祭と同時期に開催される大阪・関西万博への出展機会なども活用し、香川県の魅力を国内外へ発信する予定です。
さらに、令和8年3月に開催を予定しているマラソンは、香川県初の公認フルマラソン大会となります。県民の方々をはじめ、国内外の多くの皆様にご参加いただき成功させたいと思います。

今後とも、県民の皆様が生涯のあらゆる段階で活躍し、人生の豊かさと幸せを実感しながら安心して暮らすことができる「人生100年時代のフロンティア県」を目指して、様々な政策を展開してまいります。皆様のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

令和6年12月24日