いじめゼロ子どもセミナー2017
「いじめゼロ子どもサミット」とは・・・
いじめは「決してゆるされない」ことです。しかし、いじめは「どの子どもにも、どの学校でも起こりうるもの」です。
香川県では、2009年から、自主的に集まった児童生徒による実行委員会が、県内の小・中学生に呼びかけて、いじめを自分たちの問題として考える「いじめゼロ子どもサミット」を3年に一度、開催しています。
次回サミットは来年(2018年)です。2017年は実行委員を養成するセミナーを開催しました。
趣旨
平成30年度に開催を予定している「いじめゼロ子どもサミット2018」の企画・運営に携わる実行委員を養成するセミナーです。児童生徒間での研修・交流を通して、いじめSTOP!に向けた取組を活性化させるとともに、本年11月の「いじめゼロ月間」における小・中学校の自発的活動を支援します。
(PDF:544KB)
午前中の活動(いじめについて考える等)について
初対面の人たちに囲まれた子どもたちの緊張感を和らげ、本音を引き出すために、アイスブレイキングを行いました。
いじめ防止対策推進法におけるいじめの定義、香川県におけるいじめ認知の現状などにも触れながら、各学校におけるいじめの現状とその原因について話し合いました。いじめゼロ子どもサミットの3つのキャラクターの立場からいじめについて見つめ直す活動も行いました。
小学生の感想
- アイスブレイキングは楽しかったし、緊張がほぐれた。
- ゲームは勝たないと楽しくないという考え方が変わった。
- けんか?いじめ?分かりにくいこともあるということが分かった。
- 傍観者が止める勇気を持つことが大切だと思った。
- 小学生と中学生のいじめは違うこと、男子と女子でも違うことが分かった。
- 今は、相手が傷ついたら全部いじめになっていてびっくりした。いじめはどの学校にもどの子どもにも起こるというのがびっくりした。
- いじめはなくなるものではないので、一人一人の本当の思いを聞きたいと思った。
- 今は、被害者と傍観者の気持ちしか考えられていないから、加害者がなぜ、いじめをするのか、考えていきたい。
- いじめについて考えているうちに、今までの「あれもいじめだった!」というものを多く思い出した。
- いじめられているのを見付けたら、まず、誰かに相談したり注意したりするようにしたい。
中学生の感想
- 全然知らない人ばかりでとても緊張していたけれど、アイスブレイキングでとても和んだ。
- アイスブレイキングの活動をして班の人と仲良くなることができ、いじめに対する自分の考えをはっきりと言うことが出来た。
- 紙に書いてみて、いじめの内容の残酷さに気付き、「これをなくさないと」という気持ちが強くなった。
- いじめで多く命が消えてしまう、そんな世の中を変えたいと思った。
- 今回は、「相談する」ということが出てこなかった。いじめにおいて最悪なのは、一人で抱え込んでしまうところだ。誰かに相談することはとても大きい。自分の事を思ってくれる人と話すことは、心の支えになると思う。
- 私の学校はいじめが少ないと思っていたが、隠れているだけで、本当はあるかもしれないので、対策を考えたい。
- 本当の意味で「深く考える」ということを、あまりしていなかったことに気付いた。
- 小さないじめや、みんながいじめと思っていないことでも相手は傷ついていることが分かった。
- 今までは、自分の学校のいじめについて触れることしかできなかったけど、今日は他の学校のいじめについて知ったり具体的なデータなどを見たりできてよかった。
- 最近のいじめは、いじめかどうかの判断が難しかったり、見付けにくかったりすることが分かった。傍観者が一団となって取り組めば、いじめも怖くないと思った。
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「いじめSTOP!CMづくり活動」について
いじめゼロ子どもサミットのキャラクターである「ともだちピンク」「ともだちイエロー」「ともだちブルー」の3つのグループに分かれ、それぞれのキャラクターの個性を生かしながら、いじめSTOP!に向けての思いを表現するCM作りを行いました。CMのセリフには、シンガーソングライターのmimikaさんが、その場で曲を付けてくれました。午前中に交流し合った「いじめSTOP!に向けてのそれぞれの思い」をCMの中に表現し、それを交流し合うことで、改めていじめの問題への各自の関わり方を見つめ直すことができました。
小学生の感想
- いじめをどうやって止めさせればいいかについて考えることができてよかった。
- 悩んでいる人に声をかけてあげて、たくさんの仲間をつくりたいと思えるCMづくりになった。全校生に伝えたい。
- いじめられる側になって、いじめられたら悲しかった。いじめをされたら学校に行きたくなくなる。
- 本当にいじめられるのは悲しいと思った。いじめる方も、役ではあったけど、心苦しいと思った。
- CMを作って改めて、いじめがどんなものかを考えることができた。いじめを増やさないための取組も必要だと思った。
- いじめ防止にもなるし、被害者も少なくなると思うので、この活動にもっと取り組んだらいいと思う。
- みんなと慣れてきて笑顔で活動ができて良かった。
- いじめをしている劇もあったし、友達の良いところを見付ける劇もあって、いじめ防止につながった。
中学生の感想
- CMづくりを通して、いじめのことを考えることができた。CMのように私もみんなのいい所をもっと見付けていきたいと思う。
- みんなで楽しく笑い合いながら作れてよかった。またしたい。
- 大事なことを30秒で伝え切るのは難しいけれどフレンジャーを強調して少しでも多くの人に伝えたいと思った。
- 相手に伝わるCMをつくろうとするのはすごく難しかった。細かいところなどをきちんとしてつくるのはすごく達成感があった。
- どのグループもメッセージが分かりやすく表現されていたので、CMを作った意味がしっかりと伝わってきた。難しかったけど、協力できたので絆が深まったと感じた。
- 初めて会ったみんなと成功できたり、選ばれたりできて本当に嬉しかった。この経験を学校生活に生かしたいと思う。
- 仲間と協力して何かをつくるのは楽しかった。学校でも「みんなで何かをする」活動をしてみたい。
- 独りぼっちの子に一人が声をかけることで手をつなぐ輪が広がっていく様子を表すことができた。みんな笑い合えるような仲間が広がってほしい。
協調月間やサミットで取り組みたいことについて
小学生の感想
- いじめをどうやって止めさせればいいかについて考えることができてよかった。
- 悩んでいる人に声をかけてあげて、たくさんの仲間をつくりたいと思えるCMづくりになった。全校生に伝えたい。
- いじめられる側になって、いじめられたら悲しかった。いじめをされたら学校に行きたくなくなる。
- 本当にいじめられるのは悲しいと思った。いじめる方も、役ではあったけど、心苦しいと思った。
- CMを作って改めて、いじめがどんなものかを考えることができた。いじめを増やさないための取組も必要だと思った。
- いじめ防止にもなるし、被害者も少なくなると思うので、この活動にもっと取り組んだらいいと思う。
- みんなと慣れてきて笑顔で活動ができて良かった。
- いじめをしている劇もあったし、友達の良いところを見付ける劇もあって、いじめ防止につながった。
中学生の感想
- ポスターでいじめ0の意識を高めていきたい。
- 困っている人の相談に乗ってあげたい。(悩み相談会)
- 劇なら自分もその人の立場になって考えることができるので、劇などをしたい。
- 笑顔であいさつ運動。
- ドラマ撮影がしたい。(CMより長く撮影し、いじめについて訴える)
- 多くの人にもっといじめについて考えてもらうために劇やフレンジャーを使って、今日学んだことをもとに発信したい。
- インターネット上のいじめをなくすための話し合いがしたい。
- 今回のセミナーを生かして、いじめの加害者、被害者、傍観者等の視点からの話をして、もっと、いじめについて考える機会をつくりたい。
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「いじめゼロ子どもサミット」の名前について
全体(76名)
名前を変えたほうがよい…12名名前を変えない方がよい…64名
小学生(49名)
名前を変えた方がよい(7名) |
名前を変えない方がよい(42名) |
【主な理由】
- いじめは人のいやな心からくるもので、人は誰もそのいやな心をもっているから、ゼロにするには、みんないやな心をもってはいけないということになってしまうから。
- いじめをゼロにするのは難しいけれど、STOP!と呼びかけることはできるから。
→いじめSTOP!子どもサミット
【他の代案】
- いじめを減らそう子どもサミット
- いじめで悲しむ人をなくそうサミット
- いじめを減らそうTSKR活動(TSKR…たすける)
- いじめを見て注意の会
- いじめゼロへの子どもサミット
- いじめに気付こう子どもサミット
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【主な理由】
- いじめがゼロになることは難しいかもしれないが、ゼロになるという高い目標を持った方が、みんながいじめについて考え、いじめをなくすために行動できると思うから。
- みんなにいじめをゼロにしたいという気持ちがあるから。(夢があるから)
- CMなどでみんなが広めていったら、いじめがゼロになるかもしれないから。(いつか必ずゼロになるから)
- 今までの先輩が、この名前に向かって話し合ってくれた。それをつなげたいから。
- 「いじめゼロ」で覚えている人もいると思うし、「いじめゼロ」という言葉でいじめを減らしたい、無くしたいという気持ちは伝わるから。
- いじめはあってはいけないことだから。
- ゼロという言葉があるだけで、印象に残る。
- いじめを防止するためのゼロだから。
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中学生(27名)
名前を変えた方がよい(5名) |
名前を変えない方がよい(22名) |
【主な理由】
- いじめはゼロにならないと思うし、いじめられることで強くなれる人もいると思うから。
【他の代案】
- いじめOFF子どもサミット
- いじめSTOP!思いやり子どもサミット
- 発見!!いじめゼロ子どもサミット
- いじめ発見子どもサミット
- 思いやり推進サミット
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【主な理由】
- 人は達成できないことを目標にはしない生き物。これまでの10年分の思いを含めてもこの名前は大切。
- いじめを発見した上で、いじめゼロを目指したいから。
- 「いじめゼロ」を目指したいから。(最終目標として考えられるから)
- 意気込みも大切だから。
- このサミットでいじめが減っているなどの結果が出ているのでもっと続けていきたい。
- 「いじめゼロ」を目標に日々活動するのは、やる気がわいてよいから。
- なんか、読みやすいから。
- いじめを見つけて無くしていきたいから。
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テーマソング「心つないで」
(PDF:82KB)(MP3時02分,774KB)
テーマソング「思いやり戦隊フレンジャー」を大合唱
(PDF:705KB)(MP3時03分,437KB)