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平成24年8月22日(水曜日)、アルファあなぶきで、「いじめゼロ子どもサミット2012」を開催しました。今回のサミットは2回目で、平成21年に第1回目を開催しました。香川県内の小・中学校の代表児童生徒約250名、教員約200名、保護者、一般参加などを含め、約700名が参加し「香川のいじめをゼロにするためにできること」について話し合いました。
実行委員38名を中心とした小・中学生の柔軟な思考を生かした企画と、各校での具体的な実践、そして、参加者全員のいじめゼロに向けた熱い思いを県内外に伝えることができました。
「いじめゼロ子どもサミット」とは、児童生徒一人ひとりがいじめを許さないという強い気持ちを持ち、自分たちの手でいじめをゼロにしようという意識を高めることを目的としたサミットです。
このサミットは県内小中学校の代表の児童生徒が主体となって、企画から運営まで、子どもたちの手でつくり上げたものです。
小さな問題がいじめにつながらないようにできることを考えましょう。
いじめには複雑な要因が絡み合っていると思いますが、僕が考える2つの大きな原因はストレスと集団心理です。
私たちがよく知っている要潤さんに、実行委員がインタビューに行き、メッセージを放映しました。
子ども会議で、自分の意見を伝え、人の話をよく聞けるように、リラックスした雰囲気の中、全員参加で意見を交換しました。
例えば、左のような問題に対し、素直に自分の意見を表しています。
「香川のいじめをゼロにするためにできること」
(出された意見の例)
(出された意見の例)
傍観者にならず、自分からはたらきかけていくことで、いじめを生まない、いじめを許さない風土・環境をつくっていきましょう。
いじめゼロへのメッセージを標語等で伝えました。また取り組みの提案として、小中学生にいじめゼロへの意識を高めるよう、先生方にフレンジャーの缶バッチをつけてもらうようお願いしました。(希望校に配布しました)
思っていても口に出して言いにくいことを、体で表現して気持ちを伝える「ごめんねポーズ」や「いじめストップポーズ」等を発表しました。
(左:記者、右:実行委員)
子どもたちと記者のみなさんとの事前準備なしの真剣勝負です。記者のみなさんの質問に、実行委員が自分たちの考えを述べました。
子どもたちからはしっかりした率直な回答が多くありました。あなたならどう答えますか?
(記者)
Q:いじめをゼロにするのに一番難しいと感じることは何ですか?
(実行委員)
A:いじめを見つけることが一番難しいと思います。いじめは先生や大人に隠れて行われているからです。大人や先生がいじめを見つけるのと子どもが見つけるのとでは、日々生活する中で子どもの方が異変を見つけやすいと思います。
Q:どんな異変がありますか?
A:急にいじめている人の態度が変わったり、いじめられている人があまり話さなくなったりすることです。
Q:異変を見つけるために普段しておくことは何ですか?
A:なるべくみんなとのコミュニケーションを大切にすることです。
早く自分がいやな状況にあるということを伝えてほしいと思います。
最後に教育長さんも思いを語ってくださいました。
「このサミットは子どもたちの、子どもたちによる、子どもたちのためのサミットです。
私は、子どもたちの無限の可能性に驚き、そしてその可能性を信じることの大切さを痛感しました。」ストップポーズ」等を発表しました。
(PDF:877KB)文部科学大臣へ実行委員の代表が思いを綴りました。
(PDF:482KB)文部科学大臣からお返事をいただき、教育長に報告しました。
「サミットの成功や文部科学大臣からのお返事など、自分たちが真剣に取り組んだことに対し、周囲も応えてくれるという実感を得ることができました。」
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