いじめゼロ子どもセミナー2016
「いじめゼロ子どもサミット」とは…
いじめは「決してゆるされない」ことです。しかし、いじめは「どの子どもにも、どの学校でも起こりうるもの」です。
香川県では、2009年から、自主的に集まった児童生徒による実行委員会が、県内の小・中学生に呼びかけて、いじめを自分たちの問題として考える「いじめゼロ子どもサミット」を3年に一度、開催しています。
次回サミットは2018年ですが、2016年、2017年は実行委員を育成するセミナーを開催しています。
趣旨
平成30年度に開催を予定している「いじめゼロ子どもサミット2018」の企画・運営に携わる実行委員を養成するセミナーです。児童生徒間等での研修・交流等を通して、いじめゼロに向けた取組を活性化させるとともに、本年11月の「いじめゼロ月間」における各小・中学校の自発的活動を支援します。
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研修1:アイスブレーキングについて
初対面の人たちに囲まれた子どもたちの緊張感が非常に高く、雰囲気を和らげ本音を引き出すためには1時間程度のアイスブレーキングが必要だと感じ、プログラムした。その中で目と目を合わすだけで笑顔になれることを伝えたいと考えた。
小学生の感想
- ゲームとは競い合うものだと思っていたので、考えが変わった。
- 仲良くなれた。恥ずかしさがなくなった。楽しかった。
- 学校でもやってみたい。
- 同じ目的で集まった仲間だと分かった。
- 色々な人と積極的に交流しようという気持ちになった。
中学生の感想
- トロプスはすぐに笑顔を作れるいい活動。
- 小学生と友達になれた。楽しかった。
- 良い感じにほぐれて自然に笑顔になれた。
- 初見の印象を良く出来るので話しやすくなる。
- 仲を深めるための活動として、僕もしたい。
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研修2:「劇作りWS」について
昨年度サミットの成果と課題を明らかにし、大きな流れや本会の位置付けを参会者に伝え、さらに志や手法をあこがれの気持ちをもって継承するために、通行人の大人へのインタビューにつなげるため、次の4つのパフォーマンスを行った。
- 高瀬中3名による「全国サミット報告」のパフォーマンス
- 昨年度実行委員10名による「ドッジボール」の再現劇
- 丸亀高校演劇部10名による「大人世界のいじめ1」
- 高松西高校演劇部10名による「大人世界のいじめ2」
小学生の感想
- 工夫して話しかけ雰囲気を変えることが大事。
- やっぱり子どもと大人のいじめは違うな。違うけどやっぱりある。
- 大人は傍観者が助けることが多い。
- 生で大人のいじめが見られた。DVやハラスメントなどいろいろある。
- 声を掛ける勇気がないといじめられる人はずっと悲しい。劇は必要だ。
中学生の感想
- 大人には変わった上下関係のいじめがある。
- 大人のいじめがどのような形で存在するのかが分かった。
- 現実的な劇で、実際にどう解決していくか考えさせられた。
- いじめる人を変えるのは難しく、周りの人が気付いてその人を助けてあげないといけない。
- 大人のいじめについてイメージが具体的になった。
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研修3:突撃インタビューについて
研修1で耕したグループの仲間意識をベースに、研修2の問題提起の劇で耕した問題意識について、JR高松駅前を通行する大人に突撃インタビューを敢行した。いじめ問題の解決のために、大人の知恵を借りた。
小学生の感想
- 大人もいじめをなくしたいと思っていると分かった。
- 私たちのために真剣に考えながら答えてくれてうれしかった。
- 私たちとは異なる意見だった。参考になった。
- 子どもだけでは考えられない大人の意見が参考になった。
- 外国の方にも聞け、外国の取組も聞けた(直接抗議する)。
- 様々な年代の方に聞けた。年代によっていじめが違う。
- いじめをさせない環境作りが大事。
- 大人も悩む難しい問題なんだと改めて実感した。
中学生の感想
- 子どもと似ているいじめもあれば,もっと深くひどいものもある。
- 中には上下関係もあって解決が難しいものもある。
- いじめられた経験を正直に語ってくれた。
- 話を聞くのは大事。
- 何でも話せる本当の友達が必要。
- 大人のリアルな考え方を知った。考えが深まった。
- ただ止めるのではなく、被害者の気持ちを考え、してほしいことをやる。
- 自分は自分の意見を言う。言う時は言い方を工夫してけんか腰にならないようにする。
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学んだことをどう生かす?
小学生の感想
- セミナーで学んだことを学校に帰ってみんなに伝えたい。
- 「いじめ返しはありか、なしか」もやもやしているところが残ったので、しっかり考えたい。
- 先生と相談していじめをなくしたい。
- 勇気を持って一人ぼっちの子に話しかけたい。
- 模造紙にまとめる活動を学校でもしたい。
- 行事を運営するときは、アイスブレーキングを入れたい。
- 今回学んだことは「言葉だけでなく行動に移す」です。
- いじめはゼロにできなくても減らすことはできると思った。
- 一人で立ち向かうのはとても心細いので,複数で立ち向かう。
- いじめられている人がいたら,声をかけようと呼びかけたい。
- 後悔しないように、勇気をもって声をかけたい。
- 大人へのインタビューを通して、前よりもいじめについての意識が私の中で高くなった。
何が出来るかをよく考え行動したい。
中学生の感想
- 軽い気持ちでひどいことを言ってしまう友達がいるので,それをなくしたい。
- 100%ゼロは難しいけど,ゼロになったらみんなが平和になるので減らしたい。
- 「いじめはだめ」と口だけ効果無しと「逆いじめ」との中間で知恵を絞りたい。
- もっと話がしたかった。続きは学校で話したい。
- 今日の一番の課題は「理由があればいじめをしてもいいのか」ということ。
これからの人生の中で考え続け答えを見つけていきたい。
- 自分から行動することを進めたい。
- 「いじめ返しはよいのか、悪いのか」について学校で話し合いたいと思った。
- 生徒会で劇をつくって問題提起しようと思う。
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テーマソング「心つないで」
(PDF:82KB)(MP3時02分,774KB)
テーマソング「思いやり戦隊フレンジャー」を大合唱
(PDF:705KB)(MP3時03分,437KB)