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私たちの食生活を取り巻く環境は大きく変化しており、栄養のかたよりや不規則な食事を原因とする生活習慣病が増加傾向にあります。
また、生産者と消費者の距離が拡大する中、県民の食の安全・安心に対する関心は一層高まっております。このため、県民一人ひとりが食に関する正しい知識や望ましい食習慣を身につけるとともに、香川県の地場産物や食文化についても理解を深め、健全な食生活を実践できるよう、食育の推進が重要な課題となっております。
県では、食育を通じて「心身ともに健康で豊かな県民生活の実現」を目指す「かがわ食育アクションプラン」を策定しました。
平成16年県民健康・栄養調査によると平成11年と比較して、特に野菜の摂取量はすべての年齢層で減少。
【野菜の摂取不足】
平成16年県民健康・栄養調査(香川)
【朝食の欠食】
平成16年県民健康・栄養調査(香川)
【メタボリックシンドロームの状況】
平成16年県民健康・栄養調査(香川)、国民健康・栄養調査(厚生労働省)
ばら寿司、うどんなど特色ある郷土料理が数多く生み出され、祭りや年中行事などとともに受け継がれ、さぬきの食文化を形成。
しかし、社会情勢の変化や食生活の多様化、外部化により、季節感あふれる郷土色豊かな食文化が薄れつつある。
心身ともに健康で豊かな県民生活の実現
生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性を育むために、健康に配慮した食生活が実践できるよう、家庭、地域、学校・保育所等と連携して食育を推進し、心身ともに健康で豊かな人づくりを目指します。
ボランティアや生産者、学校、関係団体等と連携し、郷土料理の伝承や地産地消と体験活動を通じた食への理解を促進するなど、さぬきの食文化の継承・発展と体験や交流の促進による地域づくりを推進します。
県民一人ひとりが自らの「食」について考え、判断できる習慣を身に付け、生涯を通じて心身ともに健康で豊かな生活が実現できるよう、行政や関係団体等が連携・協働して、食に関する的確な情報の収集・提供や適切な食育の実践活動の推進など、環境づくりを推進します。
【計画の推進イメージ】
在宅の子育て家庭に対する食育支援
【乳幼児の食育】
子どもの肥満予防
【子ども肥満予防教室等】
家庭に向けた啓発活動と連携の促進
【学校の体験活動】
地域と連携した体験活動の充実
「生きた教材」としての学校給食の充実・活用
【栄養教諭による食に関する指導】
「食育の計画」に基づく保育所等における食育の推進
【盛り付けを工夫した保育所の給食】
「さぬきうどん」等を生かした地域づくり
【健康づくり協力店での健康情報提供事例】
さぬきの食文化の啓発・継承
【郷土料理教室】
香川型食生活の提唱等
【押しぬき寿司(新かがわの味)】
【地産地消協力店】
【フードフェスタかがわ】
地域におけるネットワークの構築
【ネットワーク会議】
「かがわ食育応援団」による食育支援
県民皆ヘルスサポーター運動や3・3・30運動の推進
【食生活改善推進員による料理教室】
「朝ごはん大好き、野菜大好き、讃岐っ子」運動の推進
【HAYAOKIサンバ】
「かがわ食育の日」と「おいしいねかがわ」等の提唱
【かがわまんでがん食生活指針】
食育シンポジウムの開催等
【ネットワーク会議】
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項目 | 現状 | 目標 (22年度) |
||
---|---|---|---|---|---|
1.望ましい食習慣や知識の習得を通じた人づくり | |||||
1 | 児童生徒の肥満傾向の割合 | 小学校(5年生) | H18 | 10.5% | 減少 |
中学校(2年生) | 12.1% |
減少 |
|||
2 |
児童生徒の朝食の欠食率 | 小学校(5年生) | H16 | 2.6% | 0% |
中学校(2年生) |
3.3% |
0% |
|||
3 |
幼稚園における食育教室の実施園数(累計) |
H18 |
30 |
150 |
|
4 |
栄養教諭・学校栄養職員による食に関する指導を行っている学校の割合 |
小学校 | H17 |
90.2% |
100% |
中学校 |
80.0% |
100% |
|||
5 |
食に関する年間指導計画を作成している学校の割合 |
小学校 | H17 |
63.4% |
100% |
中学校 |
50.0% |
100% |
|||
6 |
地域と連携した体験活動を行っている小学校の割合(再掲) |
H17 |
83.1% |
100% |
|
7 |
学校給食における地場産物を活用する割合(食材数ベース)(再掲) |
H17 |
26.5% |
30%以上 |
|
8 |
保育計画と連動した「食育の計画」を策定している保育所の割合 |
H16 |
60.7% |
100% |
|
2.さぬきの恵みと食文化を生かした地域づくり | |||||
9 |
健康づくり協力店の数(再掲) |
H18 |
251 |
300 |
|
10 |
香川県むらの技能伝承士登録者数(食生活分野) |
H18 |
41 |
50 |
|
11 |
かがわ地産地消協力店数 |
H18 |
141 |
150 |
|
12 |
地域資源を活用した女性起業数 |
H18 |
80 |
90 |
|
3.生産者と消費者との交流を通じた食育の推進 | |||||
13 |
グリーン・ツーリズム関連施設数 |
H18 |
91 |
98 |
|
14 |
地域と連携した体験活動を行っている小学校の割合(再掲) |
H17 |
83.1% |
100% |
|
15 |
学校給食における地場産物を活用する割合(食材数ベース)(再掲) |
H17 |
26.9% |
30%以上 |
|
16 |
喫食者への食育を実施する給食施設の割合(再掲) |
H18 |
61.0% |
100% |
|
4.推進体制づくりと普及・啓発 | |||||
17 |
食育推進計画策定済市町数 |
H18 |
2 |
全市町 |
|
18 |
食の安全普及啓発事業における講習会受講者数(年間) |
H17 |
898 |
1,000 |
|
19 |
三者座談会(消費者、食品事業者、行政の意見交換)等の参加者数(年間) |
H18 |
45 |
70 |
|
20 |
食品表示ウオッチャーによる生鮮食品の表示が不適正であった店舗の割合 |
H17 |
14% |
0% |
|
21 |
男性の朝食の欠食率 |
20歳代 | H16 |
23.3% |
15%以下 |
30歳代 |
9.5% |
現状値以下 |
|||
22 |
20歳代女性のやせの者の割合(BMI18.5未満の者) |
20.7% |
15%以下 |
||
23 |
肥満者の割合 |
20~60歳代男性 |
32.0% |
15%以下 |
|
40~60歳代女性 |
26.4% |
20%以下 |
|||
24 |
内臓脂肪型肥満の割合 |
20歳以上男性 |
60.5% |
減少 |
|
20歳以上女性 |
22.9% |
減少 |
|||
25 |
健康づくり協力店の数(再掲) |
H18 |
251 |
300 |
|
26 |
喫食者への食育を実施する給食施設の割合(再掲) |
H18 |
61.0% |
100% |
|
5.食育推進運動の展開 | |||||
27 |
食育ネットワークの設置数 |
保健所 | H18 |
3 |
4 |
市町 | H18 |
1 |
全市町 |
||
28 |
食生活改善推進員(ヘルスメイト)の数 |
H18 |
4,380 |
4,500 |
|
29 |
ヘルスサポーターの数 |
H17 |
8,530 |
15,000 |
|
30 |
3・3・30運動を知っている人の割合 |
H16 |
33% |
50%以上 |
|
31 |
栄養バランスのとれたお弁当や惣菜が揃うことを望む人の割合 |
58% |
70%以上 |
||
32 |
主食、主菜、副菜を揃えて食べるようにする人の割合 |
男性 |
62.5% |
80%以上 |
|
女性 |
69.5% |
80%以上 |
|||
33 |
うどんを食べるときに副食を添える人の割合 |
51.9% |
70%以上 |
||
34 |
健康や食生活をよりよくすることを普段から意識している人の割合 |
男性 |
66.6% |
80%以上 |
|
女性 |
80.9% |
現状値以上 |
|||
35 |
1日に1回以上、家族といっしょに食事をする人の割合 |
平均80.2% |
すべての年代で80%以上 |
||
36 |
食育推進プログラムの開発実証数(累計) |
H18 |
13 |
30 |
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