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香川県内で取り組まれている海ごみを減らすための活動を紹介しています。
国際クリーンアップICCの調査方法等に基づき、春日川の上流・中流・下流と漂着先の浦生海岸を調査しました。
上流では大きなごみはあまり見つからず、ごみを回収できる範囲で一番多く見つかったのはタバコのフィルターでした。
回収したのは約100m幅で、45Lのごみ袋1月2日袋分になりました。
中流は上流に比べてごみの量が多く、食品容器や生活雑貨がたくさん見られました。川の中だけでなく、道路わきにも多くのごみが見られ、川に向かってポイ捨てをしている人が多くいると思われます。
30m程度の範囲内に45Lのごみ袋1袋分ほどを回収しました。
下流に進むとごみの量は格段に増え、飲料・食品に関連したものが大半を占めました。下流近辺で捨てられたと思われる飲料缶や、家庭から出たと思われる、レジ袋にまとまったまま捨てられたごみが多く見られました。
約30mほどの範囲で45Lのごみ袋に4.5袋分ありました。
浦生海岸は前週にクリーンアップが行われたため大きなごみは見当たりませんでした。しかし、タバコのフィルターは多く見られ、海岸に直接捨てられたものだと思われます。
海岸約30mほどの幅で45Lのごみ袋に1月4日袋のごみを回収しました。
春日川の上流・中流・下流では見られなかった特徴的なごみとして海岸ではカキ養殖パイプ、特に短い方のまめ管(長さ15mmのポリエチレン製パイプ)がありました。また、世界各国で近年問題となっている「マイクロプラスチック」の解説をした後、実際にプラスチック製品の材料となる粒状のレジンペレットや人工芝のかけらを探しました。細分化されたごみの回収がいかに困難であるかを参加者に体感していただくことができました。
国際クリーンアップICCの調査方法に基づき、土器川の上流・中流・下流と漂着先の沙弥島を調査しました。
菓子袋などの食品の包装袋、タバコの吸い殻や農業用のポリ袋の破片などが多く見られました。
回収したのは約30m幅で、45Lのごみ袋4袋分になりました。
中流ではポリ袋の破片が多く見られました。川に直接捨てられたと思われるタイヤのホイールやバイクのマフラーなどの大きなごみが見られました。
これらの大きなものも含め、30m程度の範囲内に45Lのごみ袋5袋分ほどを回収しました。
下流に進むと、特に量が増えたのがペットボトルでした。そのままの形のものが多かったので、上流から流れてきたのではなく、下流近辺で捨てられたものが多いと思われます。また、タバコの吸い殻や生活用品なども多くなり、上流・中流よりも回収したごみの量は多くなりました。
約30mほどの範囲で45Lのごみ袋に10袋分ありました。
沙弥島の海岸は、冬の間の潮と風向の影響でたくさんの海岸ごみが漂着していました。ここでは海ごみ用の調査カードを用いて調査しました。一番多く回収したのはペットボトル、その次がお菓子やパンなどの包装袋でした。
土器川の上流・中流・下流と沙弥島で調査活動をした感想をみんなで共有しました。こんなにごみがあることに驚いた、という意見が多く聞かれました。そして、最後になぜこのような活動をするのか、私たちが出すごみが野生動物にどんな影響を及ぼしているのか、写真を見ながら解説をしました。
一般社団法人JEAN事務局長の小島あずさ氏を講師に迎え、午前の講座では『海をめぐる私たちのごみ』のお話と国際クリーンアップICCの実施手順を学び、その後は『漂着物の赤い糸』と題して漂着物どうしや漂着物と私たちにどのようなつながりがあるかを考えるワークショップをしました。
貝殻やくじらの骨、漂着したおもちゃ等を線でつないで"つながり"を考えることで、海ごみと自分たちの関係性が見えます。大人だけでなく、子どもにもとても分かりやすいため、今後リーダーになってクリーンアップを実施する際、是非取り入れていきたいという参加者の声が多くあがりました。
午後からは大的場海岸で実際にごみを収集しながらICC方式等の調査を実践をしました。
まずは2つのチームに分かれ、時間を決めてごみを拾いました。そして、各自が拾ったごみを1ヶ所に集め、一緒にICCデータカードに基づくごみの分類をしました。分類が終わったところで集計をし、最後にみんなで気づいたことや感想を述べ合いました。
それぞれがリーダーになって実施するための礎となりました。
瀬戸内の海岸に漂着するごみの調査の為に、前回は、土器川の上流・中流・下流にて川ごみの調査を実施しました。その川ごみの漂着地点としての海岸調査は、坂出市の沙弥島西側の海岸で実施しました。ICC国際海岸クリーンアップ等の方法による調査を行い、4~5人ずつのグループに分かれてごみの分類をして、データカードに数量を記入するなどしました。実施日は、風も強く気温も低い中、20分程度実施しました。
海岸には、打ち上げられたごみが散在していました。今は、夏期の台風で川から押し流された大量のごみが海岸のたどり着く時期で、この海岸は大物のごみも散在していました。
韓国語の紙パックや中国語の容器なども回収しました。
また、25cm以上のごみも多く、様々な場所から出た、いろいろな種類の生活用品が打ち上げられることが分かります。
森田リーダーから、瀬戸内のごみの状況について学びます。瀬戸内のごみの量を瀬戸内の人口で割ると年間100gとちょっとのごみを出している、ということ、そのゴミを出さないことと一人一人が100g程度を拾えば海ごみの増加を防ぐことにつながることを実感し、少しの時間と人数でも効果が上がることを実感できました。
瀬戸内の海岸に漂着するごみの調査を、今回は、まんのう町~丸亀市を流れる土器川の上流・中流・下流で実施しました。川ごみの漂着地点としての海岸調査は坂出市の沙弥島海岸で実施します。4~5人ずつのグループに分かれてごみの分類を行い、データカードに数量を記入し報告する、ICC国際海岸クリーンアップの調査方法等で調査を行いました。オリエンテーションを行った後、集合場所からほど近い上流の河原へ向かいました。
荒い石がゴロゴロしている河川敷には、ごみは少なかったのですが、葦が茂っている間をかき分けると大きな生活ごみがありました。また、農業用袋のビニールなどは、川を流れて草にひっかかっているものは細かくちぎれており、上流でもすでに回収が難しい状態です。
乙井橋付近の河川敷。川原は荒い石で、ごみは、水嵩が増したときにひっかかったと思われるビニール、鉄板などがありました。
電化製品のパッケージ(幅約60cm)が投棄されていたり、散弾銃の薬きょうも見つかるなど、様々なごみが川を通り海に向かっていこうとする状況を目の当たりにしました。
土器川は、上流から下流まで、数か所、河川敷でデイキャンプできる場所があり、下流のごみは、河川敷で発生しているごみがかなり目立っていました。お弁当などの食品トレイ、ペットボトル、大型の浄水ボトルなどがありました。実施時間は30分弱でしたが、ごみ回収量は7袋と、ごみの多さを実感しました。また、大人だけでなく、小学生も学びながら楽しく調査できました。約10人が30分程度行動するだけでも、多くのごみを回収することができました。体験者が次の実施時に知り合いを呼び参加することで、海ごみ問題の重要性を多くの人に伝えられるので、リーダー=「巻き込む人」を増やすことにつながると感じました。
今回は、高松市沖合の男木島の海岸で調査をしました。2日前に高松港に河口がある春日川の上流・中流・下流で川ごみの調査を行いましたが、引き続き海岸調査を行うことで、川ごみが海岸に漂着している実態を知ることになります。ICC国際海岸クリーンアップの調査方法等で4~5人ずつのグループに分かれてごみの分類を行いデータカードに数量を記入し、報告します。
引き潮の時間帯で、満ち潮の海岸ラインに沿ってごみが漂着しています。ペットボトルや瓶など海上を漂うごみが漂着していました。瀬戸内海のごみの特徴である、カキ養殖の豆管と言われる1cm程度のゴム管や、長いものは約20cm程度のものまで、数多く回収しました。
リーダーの大島よしふみさんに男木島海岸のごみの特徴を説明いただき、今回の調査では、カウントしないごみですが、中でも5mm程度の人口芝の破片やレジンペレット(プラスチック製品の材料)が多く見つかり、海や海岸で発生しているごみだけではなく、陸で発生しているごみが漂着していることを実感しました。約30分の活動でごみ袋大3個分となり、約9kgを回収しました。
ICC国際海岸クリーンアップの調査方法等に基づき、今回は、高松市内を流れる春日川の上流・中流・下流を調査しました。説明パネルを使用し、太平洋の真ん中の小島ミッドウェイのコアホウドリの誤食するごみが瀬戸内海からも流れていることなどを例に挙げ、瀬戸内に流れ込む川のごみ調査をする意味を解説したあと、春日川上流に向かいました。
上流は、先週の台風で、ごみが流された模様で一部にごみがひっかかっている程度で、約100m範囲内でごみ袋大およそ1個分でした。おもに土手の部分で、お菓子の袋やドリンクの空き缶などを回収しました。
中流は、土手での回収が主で、一か所川までの階段があり川近くの斜面での回収も行いました。
おもに、たばこのフィルターやドリンクの空き缶、紙容器が多く、流れてきたごみというより、ここでごみが発生しており、雨が降ると海まで流されると予測されます。
川幅も広くなり、中州は葦でおおわれており、スーパーのカゴやバケツなども流れてきた模様です。
水際に降りられる階段、法面部分には、紙コップが捨てられ、空き瓶、ビニール袋も流れついていました。
ここでは、ごみ袋大2個分程度を回収しました。
下流は、河川敷が公園になっており、水際での収集が可能で、上流から流れてきた大きなビニールやペットボトル、発砲スチロール片など、海岸に漂着しているごみに近いものがありました。
合計、ごみ袋大3個分程度を回収しました。本日の調査終了です。
鹿児島大学 藤枝繁教授を講師に迎え、午前は、ICC国際海岸クリーンアップ キャプテンマニュアルを学び、数人のグループ2つに分かれて、資料を自分達で説明できるように組み立て、グループの一つは実際に発表を行いました。
藤枝講師は、厳しい海ごみの現状を和やかな雰囲気でとても解りやすく説明いただき、参加者の皆さんも資料を理解できた様子です。
午後からは、高松港から近い大的場の海岸でゴミ収集とICCデータカードの記入方法を学ぶ実践です。
瀬戸内のゴミの特徴である、カキ養殖に使われる「まめ管」や取扱いに注意が必要な注射針も回収され、特に品目に分けることを学ぶことができました。
最後に、午前に発表をしたグループとは別のグループが、資料をもとに発表しました。藤枝講師も要点を上手にまとめた海ごみの説明をできる方が多く、感心されていました。
それぞれがリーダーとなって実践する際の注意事項などをうかがい、解散しました。
里山・里で暮らす子供達と共に、高松市内の河川一斉清掃と同市男木町男木灯台周辺海岸においてビーチコーミング・ビーチクラフト教室・海岸に漂着しているゴミの一斉清掃等の体験型学習会を実施し、陸域で捨てられたゴミが、河川を経由して海に流入している事をしってもらうことができました。
更に、海岸漂着物等の発生抑制をするためには、今後自分達に何が出来るかを考え・学んでもらうことができた1日でした。(報告者:海守さぬき会)
里海(離島等)で暮らす子供達と共に、坂出市内の河川・海岸において一斉清掃と海岸に漂着しているゴミのICC調査等の体験学習会を開催し、陸域で捨てられたゴミが河川を経由して海に流入していることを知ってもらうことができ、海岸漂着物等の発生抑制をするためには、今後自分達に何が出来るかを考え・学んでもらうことができた1日でした。(報告者:海守さぬき会)
土曜日、日曜日の二日間でビーチクリーンアップ&ビーチコーミング「リーダー育成講座」を開催しました。雪の影響で講師のJEAN代表理事の金子様はじめ、参加予定の方が一部参加できないなどありましたが、安全上のトラブルなどもなく無事終了いたしました。
サンポートの会議室にて、海ごみの何が問題なのかから始まり、先進的な取組をしている山形県の飛島の紹介、瀬戸内海の海ごみの現状、そして瀬戸内海から太平洋に流出している海ごみが遠くハワイやミッドウェーなどでどのような影響を与えているかなど、経験豊富かつ、世界を飛び回っているJEANの小島様、鹿児島大学の藤枝教授の情熱溢れる講義を初日に勉強しました。
また実際に海ごみを調査する手法であるICC(国際海岸クリーンアップ)の方式を学んで、世界共通で調査することの意義なども実感。その後の意見交換も活発でした。
二日目は男木島に移動して、実際にICC方式でのビーチクリーンアップの実習。心配された天候はすこぶる気持ちい晴天になり、春の海の陽気。ごみの仕分け分析後は藤枝先生のビーチコーミングの魅力を語る浜辺講義。これから海に行ったときは足元ばかり見るようになっちゃいますね(笑)
昼からはオンバファクトリーに場所を移して、芸術祭参加アーティストの我らが大島さんによるビーチクラフト実習。モビールとフォトスタンドとボトルによるスモールビーチ。簡単に海の想い出が持って帰れます。
参加された皆さん、講師の方々、香川県の関係者の皆さん、アーキペラゴスタッフの皆さん、二日間、ほんとお疲れ様でした!
学んだことを活かしていくことも大事なんですが、仲間作りが一段と進んだのが何よりの成果だと実感しています。ありがとうございました!!(報告者:NPO法人アーキペラゴ)
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