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豊島から海上輸送された廃棄物等は、直島に建設された中間処理施設で焼却・溶融処理します。直島町の一般廃棄物もあわせて処理しています。(現在は一部解体・撤去されています。)
▲施設全景
▲回転式表面溶融炉(工事中の写真)
溶融処理に伴って発生する飛灰やスラグ等の副成物を再資源化し有効利用するほか、プラント排水等を再利用するなど、完全循環型の施設となっています。
施設の中核となる溶融設備には、炉体の回転により処理対象物を安定的に供給し溶融する国内最大規模の回転式表面溶融炉を採用しています。
鉄の塊や岩石等の表面をバーナにより直接加熱し、付着した可燃物等を焼却します。
排ガス中の有害物質等に関する厳しい基準値等を設定し、徹底した排ガス処理などを行っています。
硫黄酸化物 |
20ppm以下 |
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窒素酸化物 |
100ppm以下 |
塩化水素 |
40ppm以下 |
ばいじん |
0.02g/立方メートルN以下 |
一酸化炭素 |
30ppm以下 |
ダイオキシン類 |
0.1ng-TEQ/立方メートルN以下 |
カドミウム及びその化合物 |
0.2mg/立方メートルN以下 |
鉛及びその化合物 |
5mg/立方メートルN以下 |
水銀及びその化合物 |
4mg/立方メートルN以下 |
砒素及びその化合物 |
0.25mg/立方メートルN以下 |
ニッケル及びその化合物 |
2.5mg/立方メートルN以下 |
クロム及びその化合物 |
20mg/立方メートルN以下 |
プラント排水や雨水を処理してガス冷却水等に再利用するとともに、余熱を回収し蒸気に変えて有効利用するほか、太陽光発電を導入するなど、環境への負担を減らす様々な工夫を行っています
溶融処理に伴って発生する飛灰は、隣接する三菱マテリアル(株)直島製錬所で有価金属を回収します。また、スラグは、コンクリート用骨材などの土木用材料として再利用するほか、銅、鉄、アルミニウムなどの金属も回収し、有効利用します。
▲中央制御室
▲ロータリーキルン炉
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