ここから本文です。
県内市町・一部事務組合を対象に実施した「一般廃棄物処理事業実態調査」の集計結果です。
前年度に比べ減少
ごみ総排出量 |
29.5万トン・県庁本館約7.0杯分(前年度:30.0万トン)
|
---|---|
1人1日当たりのごみ排出量 |
844グラム(前年度:851グラム)
|
リサイクル率は低下、最終処分量は横ばい
リサイクル率 |
19.3パーセント(前年度:19.4パーセント)
|
---|---|
総資源化量(再生利用量) |
5.7万トン(前年度:5.8万トン) |
減量化量 |
21.2万トン(前年度:21.5万トン) |
最終処分量 |
2.6万トン(前年度:2.6万トン)
|
県内の産業廃棄物処理業者から提出のあった実績報告等から推計したものです。
前年度に比べ増加
リサイクル率は横ばい、最終処分量は減少
リサイクル率 |
71.4パーセント(前年度:71.4パーセント)
|
---|---|
再生利用量 | 178.1万トン(前年度:175.8万トン) |
減量化量 | 51.7万トン(前年度:49.5万トン) |
最終処分量 |
13.8万トン(前年度:14.7万トン)
|
県外で処理 | 5.8万トン(前年度:6.4万トン) |
2022年度の香川県のごみの総排出量は29.5万トンで、前年度に比べ約0.5万トン減少(1.7パーセント減少)しました。近年は減少傾向で推移してきており、2022年度の29.5万トンは1998年度以降で最少となっています。県民一人一日当たりの排出量は、前年度に比べて7グラム低下しており、全国の都道府県のうち8番目に少ない値となっています。
一方、ごみのリサイクル率は、近年は低下傾向となっており、2022年度は前年度に比べて0.1ポイント減少し、19.3パーセントとなりました。
ごみの最終処分量は、2022年度は前年度から横ばいで、2.6万トンとなりました。
香川県廃棄物処理計画(2021年10月策定)に定める2025年度の目標値に対し、2022年度は総排出量が目標値達成まであと1.5万トンになっており、リサイクル率は目標値を4.7ポイント下回っています。
今後とも、県民一人一人がごみを減らす努力を続けるとともに、正しくごみを分別し、資源として利用できるものはリサイクルしていくことが必要です。また、事業者は、拡大生産者責任の趣旨を十分認識して、リサイクルしやすい製品づくりや資源として再利用できる製品の自主的な回収の推進に努める必要があります。
県では、学校や地域、職場など幅広い場において、2Rを意識した3Rの普及啓発活動を行うとともに、拡大生産者責任に基づき、生産者が、製品の循環利用や適正な処分に係る責任を負う廃棄物処理システムを早期に構築するよう引き続き国に対し要望していきます。
また、2021年3月に策定した「香川県食品ロス削減推進計画」や2022年4月1日に施行された「プラスチック資源循環促進法」に基づき、本県の現状や特性に応じて、食品ロスの削減を総合的かつ計画的に推進するとともに、プラスチックごみの発生抑制やリサイクルの促進にも取り組みます。
2022年度の香川県の産業廃棄物の総排出量は、249.3万トンで、前年度(246.3万トン)に比べ3.0万トン増加(1.2パーセント増加)しました。
産業廃棄物のリサイクル率は、2022年度は71.4パーセントと、前年度(71.4パーセント)と比べ変化しませんでした。
産業廃棄物の最終処分量は、2022年度は13.8万トンで、前年度(14.7万トン)より0.9万トン減少しました。
香川県廃棄物処理計画(2021年10月策定)に定める2025年度の目標に対して、2022年度はリサイクル率が目標値を1.1ポイント下回ったものの、最終処分量は目標値を達成しました。
総排出量については、経済動向に左右されるものですが、目標達成に近づくよう産業廃棄物の発生抑制に努めることが必要です。
また、今後、リサイクル率を高めていくためには、建設工事に伴い発生するがれき類等について、建設リサイクル法に基づき、分別解体や再資源化の徹底を図る必要があります。
このため、解体工事現場や解体請負業者の事務所への立入調査を定期的に行い、分別解体や再資源化等の適正な実施について、指導、啓発を行います。
さらに、プラスチックを循環資源として提供できる事業者と利用する事業者とのマッチングを促進し、再資源化できるよう普及啓発に取り組みます。
このページに関するお問い合わせ