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県内市町・一部事務組合を対象に実施した「一般廃棄物処理事業実態調査」の集計結果です。
前年度に比べ増加
リサイクル率は低下、最終処分量は横ばい
県内の産業廃棄物処理業者から提出のあった実績報告等から推計したものです。
前年度に比べ減少
リサイクル率は横ばい、最終処分量は減少
令和元年度の香川県のごみの総排出量は31.2万トンで、前年度に比べ約0.1万トン増加(0.3パーセント増加)しました。近年は減少傾向で推移してきており、その中でも、平成30年度の31.1万トンは平成10年度以降で最少、令和元年度の31.2万トンは2番目に少ない量となっています。
県民一人一日当たりの排出量は、前年度に比べ5グラム増加していますが、全国では6番目に少ない値となっています。
ごみのリサイクル率は、近年は低下傾向となっており、令和元年度は前年度に比べて0.7ポイント低下し、18.2パーセントとなりました。
ごみの最終処分量は、令和元年度は前年度とほぼ同数の3.1万トンとなりました。
香川県廃棄物処理計画(平成27年12月策定)に定める令和2年度の目標値に対し、令和元年度実績では最終処分量が目標値まで0.1万トンとなりましたが、その一方で、排出量が目標値を2.2万トン上回り、リサイクル率は目標値を5.8ポイント下回りました。引き続き、排出量の減少とリサイクル率を高めることが課題となっており、今後とも、県民一人一人がごみを減らす努力を続けるとともに、正しくごみを分別し、リサイクルできるものをリサイクルしていくことが必要です。
そして、事業者は、拡大生産者責任に基づき、リサイクルしやすい製品づくりや資源として再利用できる製品の自主的な回収の推進に努める必要があります。
県では、学校のみならず、地域や職場など幅広い場において、3Rの普及啓発活動を行うとともに、拡大生産者責任に基づき、生産者が、製品の循環利用や適正な処分に係る責任を負う廃棄物処理システムを早期に構築するよう引き続き国に対し要望していきます。
また、令和3年3月に策定した「香川県食品ロス削減推進計画」に基づき、本県の現状や特性に応じて、食品ロスの削減を総合的かつ計画的に推進するとともに、現在、国会で審議されている「プラスチック資源循環促進法案」への対応を含め、プラスチックごみの発生抑制やリサイクルの促進にも取り組みます。
令和元年度の香川県の産業廃棄物の総排出量は、244.9万トンで、前年度(247.6万トン)に比べ2.7万トン減少しました。
産業廃棄物のリサイクル率は、令和元年度は71.0パーセントと、前年度(71.0パーセント)と比べ変化しませんでした。
産業廃棄物の最終処分量は、令和元年度は17.2万トンで、前年度(17.9万トン)より0.7万トン減少しました。
香川県廃棄物処理計画(平成27年12月策定)に定める令和2年度の目標に対して、令和元年度はリサイクル率が目標値を0.5ポイント下回ったものの、最終処分量は目標値を達成しました。総排出量については、経済動向に左右されるものですが、目標達成に近づくよう産業廃棄物の発生抑制に努めることが必要です。
また、今後、さらにリサイクル率を高めていくためには、建設工事に伴い発生するがれき類等について、建設リサイクル法に基づき、分別解体や再資源化の徹底を図る必要があります。
このため、解体工事現場や解体請負業者の事務所への立入調査を定期的に行い、分別解体や再資源化等の適正な実施について、指導、啓発を行います。
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