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香川県・香川県人権啓発推進会議では、今年8月の「同和問題啓発強調月間」において、「土地差別問題の解決の推進」を重点目標として、さまざまな啓発活動を実施しています。
今回のキャッチコピーは『「差別はダメ」と教わったのに、「あのあたりはダメ」とも言われた。』です。
偏見や思い込みによって避けられている地域があります。しかし、住んでいる場所がどこかによって差別することは、決して許されません。
キャッチコピーは、大人から子どもへの語りかけという設定で、「差別はダメ」という言葉と、特定の地域を避けたり、関わりたくないと思う意識を背景とした「あのあたりはダメ」という、相反する意味を持つ2つの言葉を並べています。
「差別はダメ」と教わったのに、「あのあたりはダメ」とも言われた時の、子どもの戸惑いを共有し、何かおかしいな、とか、もしかしたら人々の中にはこうした意識があるのかな、あるいは、自分自身はどうだろうか、といったことを、感じたり、考えたりするきっかけになることを期待して、ポスターを制作しました。
積み木を置いて作られた家並みの中にポツンと存在する空白の場所は、キャッチコピーの「あのあたり」という言葉に象徴されるような、偏見や思い込みによって避けられている地域を表現しています。
そして、ポスター下部にある枠囲みの中のリード文では、みんながお互いの人権を尊重し、笑顔で暮らせる社会をつくろうというメッセージとともに、禁止を印象付けるマークと「STOP 土地差別」というロゴを配置し、土地差別問題の解決に向けた強い意思を伝えています。
同和問題に正しい理解と認識を
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