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公開日:2021年7月12日

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令和3年度赤潮警報第5号の発令について

香川県魚類養殖業赤潮対策本部(本部長:香川県漁連会長嶋野勝路)が、さぬき市小田周辺の備讃瀬戸東部海域にシャットネラ(アンティカ、マリーナ、オバータ)関する赤潮警報第5号を発令しました。

1.理由

7月19日に県が調査した結果、さぬき市小田周辺の備讃瀬戸東部海域の複数の調査点において、有害赤潮の原因プランクトンであるシャットネラ(アンティカ、マリーナ、オバータ)が、赤潮警報発令基準(10細胞/ml)を上回る密度(最高64.67細胞/ml)で検出されたことによる。(本調査の結果詳細は添付ファイルのとおり)。

なお、この警報は、魚類養殖業者等に注意を呼びかけるものであり、本プランクトンの発生により魚介類が毒化することはなく、本県水産物の安全性に問題はありません。

2.今後の対応

  1. 県及び赤潮対策本部は沖合臨時調査を強化する。
  2. 関係漁協による、漁場調査の強化、警戒海域での「餌止め」の徹底。
  3. 赤潮対策本部は、既に関係漁協(関係養殖業者)に対し、速やかに餌止めを実施し、必要に応じて小割の沈下・移動に努めるよう通知しており、引き続き指導を行う。

参考

シャットネラ(アンティカ、マリーナ、オバータ)の赤潮注意報・警報発令基準

  • 注意報:
    複数調査点で1細胞/mlに達したとき。
  • 警報:
    複数調査点で10細胞/mlに達したとき。

(100細胞/mlになると魚介類のへい死が起こる恐れがある。)

本年の注意報・警報発令状況

区分 回次 発令月日 対象プランクトン 対象海域

注意報

第1号

5月20日

シャットネラ(アンティカ、マリーナ、オバータ) 三豊市詫間町三崎と岡山県六島東端見通し延長線以西の香川県海域

注意報

第2号

(1号からの切り替え)

5月28日

シャットネラ(アンティカ、マリーナ、オバータ) 高松市大槌島、小槌島見通し延長線以西の香川県海域

注意報

第3号
(2号からの切り替え)

6月3日

シャットネラ(アンティカ、マリーナ、オバータ) 高松市庵治町竹居観音崎と小豆島地蔵埼を結んだ線以西の香川県海域

注意報

第4号
(3号からの切り替え)

6月11日

シャットネラ(アンティカ、マリーナ、オバータ) さぬき市大串岬と小豆島地蔵埼を結んだ線以西の香川県海域

注意報

第5号
(4号からの切り替え)

6月15日

(発令中)

シャットネラ(アンティカ、マリーナ、オバータ) 香川県下全海域

警報

第1号

6月8日

(6月25日解除)

シャットネラ(アンティカ、マリーナ、オバータ) 備讃瀬戸西部海域
警報

第2号

7月10日

(発令中)

シャットネラ(アンティカ、マリーナ、オバータ) 東かがわ市引田地先海域

警報

第3号

7月12日

(発令中)

シャットネラ(アンティカ、マリーナ、オバータ) 東かがわ市白鳥からさぬき市津田町に至る地先海域
警報

第4号

7月14日

(発令中)

シャットネラ(アンティカ、マリーナ、オバータ) 備讃瀬戸西部海域
警報

第5号

(今回発令)

7月19日 シャットネラ(アンティカ、マリーナ、オバータ) さぬき市小田周辺の備讃瀬戸東部海域

警報発令海域の養殖状況等

今回警報が発令された海域では、現在ハマチ、カンパチの養殖が行われているほか、漁港に出荷前の漁獲物が畜養されることがある。

ダウンロード

発令海域および調査結果(PDF:174KB)

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