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治山事業では、荒廃した森林や山地災害が発生するおそれのある森林(山地災害危険地区)において、治山ダム等の設置や植栽・間伐等の森林整備により、森林の持つ防災機能の維持増進を図り、山地災害から未然に私たちの生命や財産を守ります。さらに、災害が発生した森林を早期に復旧させ、被害の拡大を防いだり、森林の持つ水源かん養機能や生活環境保全機能の向上を図ることで、安全で安心できる豊かな暮らしを提供します。
私たちの暮らしを守るために、特に重要な役割を果たしている森林を、国や県が「保安林」に指定し、その働きが失われないように伐採や開発等の行為を制限しています。また、治山事業により、森林の造成や整備、森林が育つ基盤となる林地を保全するための施設を整備しています。
保安林制度について(林野庁ホームページ)(外部サイトへリンク)
「山地災害危険地区」とは、山地において発生する山腹の崩壊、崩壊土砂の流出等の土砂災害、地すべりにより、公共施設または人家に直接被害を与えるおそれのある地区で、地形、地質等から危険度が一定基準以上の箇所です。
香川県では地域の方々の災害時への備えや避難行動等に役立ててもらうため、山地災害が発生するおそれのある3,406地区を「山地災害危険地区」として、情報を提供し、地域と協力して様々な取り組みを行うとともに、優先的に治山事業を行うなど、災害発生の未然防止に努めています。
香川県内の「山地災害危険地区」の位置図は
「かがわ防災Webポータル>ハザード拡大地図」(外部サイトへリンク)
から見ることができます。レイヤ一覧のうち【土砂災害】の「山地災害危険地区」を指定してください。
治山事業は、森林の維持造成を通じて、山地に起因する災害から、私たちの生命・財産を保全し、また、水源のかん養、生活環境の保全・形成等を図るために、極めて重要な県土保全政策の一つであり、安全で安心できる豊かなくらしの実現を図るうえで必要不可欠の事業です。このパンフレットでは、香川県の治山事業写真を用いて分かりやすく説明しています(冊子はみどり整備課で配布しています)。
かがわの森林を守るーかがわの治山ー(PDFファイル)
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