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花らいが生長して直径が12cm程度になると収穫することができます。ブロッコリーの規格はMサイズが11~13cm、Lサイズが13~14cm、2Lサイズが14~16cm以上となっていますが、このほ場ではLサイズを主体に収穫を行っています。
現在、2月18日(日曜日)朝8時です。今年の冬は暖冬で、例年より約1カ月早く収穫することになりました。また、このほ場では病気の発生もなく、ブロッコリーの品質も上々とのことです。
収穫には、手作りのものさしと包丁とともに、収穫用の運搬車を準備します。ブロッコリーの直径と切断長に注意しながら、ひとつひとつ丁寧に収穫していきます。
非常に手際よく収穫されていくので、見た目は簡単に見えますが、ものさしを使用するのは直径が12cm程度の規格いっぱいのブロッコリーを収穫する時だけで、その他はすべて目測で収穫されていきます。
さらに、ブロッコリーの先端から18cmの茎の部分を切断面として、大きさをそろえていくわけですから、スピーディな収穫ができるようになるためには、やはり熟練が必要です。
収穫から出荷までの様子は、つぎのとおりです。
手作りものさしと包丁です。
サイズを確認して
根元から切断します。
側枝を切断して
体裁を整えます。
切断長を確認して
長さを調整します。
丁寧にコンテナボックスへ
収穫したブロッコリーは
トラックの荷台へ
これが出荷できる体裁です。
箱詰めした状態です。
箱詰めが完了しました。
JAの集荷場へ搬入します。
手際よく集荷されます。
鮮度を保つためには氷!
氷が入った状態です。
箱を閉封していきます。
パレットに積んでいきます。
行き先は「西東京」です。
保冷車で、いざ集荷!
ちなみに、一人で収穫から集荷場への搬入を行うと、約13aのほ場で段ボール箱8箱程度を収穫した場合、約5時間を要しました。やはり、一人で行うと結構時間がかかります。農作業は家族の協力がなければならないことを再認識したところです。
同様に、JAの皆さんも出荷最盛期には休みを返上して、出荷作業を黙々とこなされていました。
農作業には農繁期がつきものですが、収穫作業に立ち会って感じたのは、農作物を供給することに真摯な気持ちで取り組まれていること、また、作業を通じて、農業に対する誇りと責任を共有していることです。みなさん、本当にご苦労さまです。
また、安全性に配慮した農作物の供給を行うために、JAにおいては、栽培履歴書(病害虫防除記録表)の確認が行われていました。これも、消費者の視線に合わせた配慮であり、これからも継続した対応がなされるところです。
このほ場でのブロッコリーの収穫は、2月いっぱい継続します。
昨年の9月から半年間、ブロッコリーの栽培履歴をレポートしてきましたが、今回で終了となります。
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