「香川県オリーブオイル官能評価パネル」がIOCの公式パネルとして継続認定されました

小豆オリーブ研究所では、県産オリーブオイルの品質の向上と信用力の強化を図るため、「香川県オリーブオイル官能評価パネル（以下、「パネル」という。）［※1］」を設置し、オリーブオイルの官能評価を行っています。

パネルの評価技能に対する国際的な認定を得ることを目的として、2018年よりIOC［※2］が行うパネルの認定試験を受験し、IOCの公式パネル［※3］として認定され、2019年に継続認定されているところですが、2023年の認定試験においても継続認定（6年間連続6回目）が決定されました。
認定期間は2023年12月1日から2024年11月30日の1年間です。

今後も、パネルメンバーに対し研修や技能評価の試験等を行い、オリーブオイルの官能評価技能の向上に努めてまいります。

［※1］香川県オリーブオイル官能評価パネル（パネル）…
小豆オリーブ研究所や発酵食品研究所の職員のほか、オリーブ関連企業職員などのオリーブに関する一定の知識を有する者で構成された、オリーブオイルの官能評価を行うグループです。嗅覚や味覚での識別能力の試験によって選抜した者で構成し、定期的に研修・訓練を行い、年4回のAOCS（American Oil Chemists’ Society アメリカ油化学会）の技能評価試験を受験しています。パネルリーダーは毎年、IOCの実施するハーモニーゼーションワークショップに参加しています。

［※2］IOC（International Olive Council）…
オリーブオイル・テーブルオリーブスに関する国際協定（条約・国際商品協定）に基づく世界唯一の政府間国際機関

［※3］IOCの公式パネル（IOC認定オリーブオイル官能評価パネル）…
IOCのトレードスタンダードに基づく化学分析及び官能評価分析試験所を認定しており、官能評価については、現在公的な試験所・研究所のみが対象となっています。