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公開日:2024年12月9日

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小豆オリーブ研究所の概要

沿革施設主な研究テーマアクセス

 

1沿革

小豆オリーブ研究所の沿革
明治40年(1907年) 農商務省により、三重県・香川県・鹿児島県の3県がオリーブ栽培試験地に指定。
明治41年(1908年) 農商務省の委託によるオリーブ樹栽培試験地を、小豆郡西村(現:小豆島町西村)に設置。ミッションなど519本を植栽。
大正2年(1913年) 農商務省の補助により果実乾燥場が建設され、砕実器、圧搾機を設置。
大正6年(1917年) 「オリーブ樹栽培試験地」の施設を拡充(168a)。農業試験場で養成したオリーブの苗木1,220本を県下に配布。
昭和12年(1937年) 香川県経済部農林課直営により、島しょ部畑作物試験を主とした研究機関「香川県畑作試験地」を小豆郡池田町(現:小豆島町池田)に創設。カンショ、麦、そ菜、花き、果樹に関する試験を開始。
昭和15年(1940年) 県経済部所管であった「畑作試験地」を県立農事試験場(現:農業試験場)に移管。オリーブに関する試験は、農商務省から農林省指定試験へ編入。
昭和16年(1941年) 畑作試験地にオリーブ試験地を増設し、オリーブに関する試験を開始する。オリーブの搾油室・乾燥室・倉庫・ガラス室を設置。
昭和22年(1947年) 農林省農事改良実験所小豆島試験地が小豆郡池田町(現:小豆島町池田)に創設され、県で行われていたオリーブ指定試験は国の機関へ移管。
昭和24年(1949年) ゼラニウムを導入、香料作物の試験を開始。
昭和26年(1951年) 農林省農事改良実験所小豆島試験地が廃所。「畑作試験地」と合併し、「香川県農業試験場小豆分場」として発足。オリーブ指定試験は再度、農林省の指定試験として県の機関で開始。
昭和41年(1966年) 農林省指定オリーブに関する試験を廃止。その後は県の事業として、オリーブの試験を実施。
昭和43年(1968年) 「小豆分場」構内に小豆農業改良普及所を設置。
昭和45年(1970年) 「小豆分場」構内に小豆島農業センター館を設立。「小豆分場」と小豆農業改良普及所の合同庁舎として発足。
昭和55年(1980年) 小豆分場西村ほ場の管理を内海町森林組合に委託。
昭和59年(1984年) ハーブの導入試験開始。「小豆分場」池田ほ場のかん水施設を整備(池田町北地畑かん組合に加入)。
昭和60年(1985年) 「小豆分場」西村ほ場をオリーブ公園として整備開始
昭和62年(1987年) 「小豆分場」小豆分場本館をオリーブ・畑作資料館として公開(1993まで)、西村ほ場に「オリーブ発祥の地」の記念碑設置。
昭和63年(1988年) 「小豆分場」西村ほ場を香川県オリーブ公園として開園。
平成2年(1990年) 香川県オリーブ公園の管理を(財)内海町オリーブ公園振興公社(現:(一財)内海町オリーブ振興公社)に業務委託。
平成11年(1999年) 遠心分離機採油機を導入。
平成22年(2010年) 花き部門を農業試験場本場へ統合。
平成23年(2011年) 「小豆分場」を「小豆オリーブ研究所」と改称。
平成26年(2014年) オリーブオイル官能評価パネル育成を開始。
平成27年(2015年) 香川県オリーブオイル官能評価パネルがアメリカ油化学会から認定。
平成28年(2016年) オリーブオイル官能評価依頼分析業務を開始。
平成29年(2017年) 農林水産省から、オリーブの新品種「香オリ3号」「香オリ5号」の品種登録の出願を受理した旨を公表。
平成30年(2018年) 新庁舎開所。香川県オリーブオイル官能評価パネルがインターナショナル・オリーブ・カウンシルの公式パネルに認定。
平成31年(2019年) ISO/IEC17025:2017を取得。化学的試験(官能的試験):インターナショナル・オリーブ・カウンシルの定めるバージンオリーブオイル官能評価法に基づくバージンオリーブオイルの欠陥の評価及び、ポジティブな特性評価一式試験。

令和3年

(2021年)

農林水産省において、オリーブの新品種「香オリ3号」「香オリ5号」が品種登録された。

2施設

小豆オリーブ研究所は、オリーブに関する展示室を設けています。小豆島のオリーブの歴史や当所で栽培しているさまざまな品種のオリーブの説明をしています。

3主な研究テーマ

オリーブについて、さまざまな研究を行っています。

オリーブの早期成園化技術の確立

  1. 早期結実技術の開発
    • 樹勢調節方法の検討、台木利用の検討、高接更新等の検討
  2. 計画密植園の間伐による成園化技術の開発
    • 永久樹の生育調査、収量回復方法の検討

オリーブの安定生産技術の開発

  1. 連年安定生産技術の開発
    • 整枝せん定の技術改善の検討、結果調整・環状剥皮・収穫時期等による効果の検討、秋期施肥改善による効果の検討
  2. オリーブオイル高品質化対策
    • 品質及び生育向上のための土壌水分管理技術
  3. 病害虫防除対策の検討
    • 防除体系の検討、炭疽病感受性の評価
  4. 品種に関する試験
    • 有望品種の選抜、海外から導入した品種の保存およびその生育調査
  5. 総合防除並びに農薬登録試験
    • 殺菌剤・殺虫剤の効果測定試験、新規開発農薬の防除効果と薬害の検討および実用性の判定

オリーブオイルの品質評価・高品質化

  • オリーブオイルの品質を官能(香り・味)により評価…公式分析法であるIOC*1の規約に準じ、しかも高度な信頼性*2を有する官能評価
  • 官能評価結果を生産や加工での改善に活用するとともに、官能特性を的確に評価できる人材を育成

1IOC…InternationalOliveCouncil:オリーブオイル・テーブルオリーブスに関する国際協定(条約・国際商品協定)に基づく世界唯一の政府間国際機関

2高度な信頼性…官能評価を行う香川県オリーブオイル官能評価パネルはIOC公式認定パネルであり、当研究所はオリーブオイルの官能評価についてISO/IEC17025:2017を取得

4アクセス

農業試験場小豆オリーブ研究所
〒761-4301香川県小豆郡小豆島町池田2519-2
TEL0879-75-0033
FAX0879-75-1021

阪神方面から
神戸港→坂手港 ジャンボフェリー
 車:坂手港から約20分
 バス:坂手線(小豆島バス:土庄港行き)の坂手港から迎地下車で約30分

姫路港→福田港 小豆島フェリー
 車:福田港から約35分
 バス:福田線(小豆島バス:土庄港行き)の福田港から迎地下車で約1時間

岡山方面から
新岡山港→土庄港 小豆島フェリー・国際両備フェリー
 車:土庄港から約15分
 バス:坂手線(小豆島バス:坂手港行き)の土庄港から迎地下車で約20分
    福田線南廻り(小豆島バス:福田港行き)の土庄港から迎地下車で約20分
    田ノ浦映画村線(小豆島バス:映画村行き)の土庄港から迎地下車で約25分

高松方面から
高松港→土庄港 小豆島フェリー・四国フェリー ※高速艇またはフェリーを利用
 車:土庄港から約15分
 バス:坂手線(小豆島バス:坂手港行き)の土庄港から迎地下車で約20分
    福田線南廻り(小豆島バス:福田港行き)の土庄港から迎地下車で約20分
    田ノ浦映画村線(小豆島バス:映画村行き)の土庄港から迎地下車で約25分


高松港→池田港 国際両備フェリー
 車:池田港から約5分
 徒歩:池田港から約15分

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このページに関するお問い合わせ

農政水産部農業試験場小豆オリーブ研究所

電話:0879-75-0033

FAX:0879-75-1021