渇水・緊急時の水確保
水資源対策
これからの水資源対策
渇水・緊急時の水確保
昭和49年の香川用水の通水開始並びに昭和50年の早明浦ダムの完成によって、本県の水事情は大きく好転しましたが、近年の気候変動により昭和50年から令和5年までの49年間で、香川用水の取水制限が35回行われており、渇水が頻発化・深刻化する傾向にあります。
また、今後30年以内の発生確率が70~80%程度と予測されている南海トラフ地震などに対して、できる限り安定的に水を供給していくことが求められています。
渇水時の調整水源の確保と効率的な運用
- 椛川ダムは渇水対策容量を備えており、異常渇水時に渇水被害を軽減します。
- 渇水時の水確保対策として、引き続き市町の自己水源の確保の強化を促進するとともに、断水を回避し、県民生活への影響を最小限にとどめるため、香川用水調整池(宝山湖)の有効活用を図ります。
- 渇水時に、雑用水として下水処理水の再生水を県民に提供します。
水の融通
- 渇水・緊急時に水事情を踏まえて市町間での水融通が実施できるよう協議・検討し、市町が整備する緊急用水道連絡管に助成を行います。
- 水道用水が不足する場合に香川用水や県内水源における用途間調整(農業用水源や工業用水源から水道用水へ)の水融通ができるよう関係者との調整を図ります。
危機管理体制の整備
渇水・緊急時に、情報収集、広報、用水確保や応急対策など、速やかに対応できる体制を整備します。
渇水・緊急時の活用が期待される宝山湖
県・市町職員連携して給水車へ給水(震災対策訓練)