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7月30日(火曜日)に、三井住友建設鉄構エンジニアリング株式会社(本社:千葉県千葉市)の德田代表取締役、観音寺市の佐伯市長をお迎えして、観音寺港三本松地区への「工場等の建設等に関する協定」の締結式を開催しました。
県では、魅力ある県外企業の立地を一層促進し、雇用の創出や地域経済の発展につなげていくため、企業誘致施策をとりまとめたアクションプラン「せとうち企業誘致100プラン」を策定し、戦略的な企業誘致を進めています。
こうした中、同社から、他県の工場から製品の製作部門を集約し、より高品質な製品を効率的に生産・管理する体制を構築するための拠点となる工場の建設用地を探しているとのお話を伺い、誘致を進めたところ、本県が公有水面埋立てにより造成した観音寺港三本松地区への立地をご決断いただきました。
三井住友建設鉄構エンジニアリング株式会社は、浮桟橋や浮防波堤のほか、橋梁をはじめとする鋼構造物、ケーソンなど沿岸部のインフラ工事で用いる構造物を製作されるとともに、これらの設置工事に携わっておられます。
中でも、浮桟橋の製造に関しては全国トップのシェアを誇っており、社会インフラの整備に大きく貢献しておられます。
本県に立地をいただく工場では、浮桟橋や可動橋、ケーソンやジャケットを中心とした製品を製作されると伺っています。
観音寺港三本松地区では、先行して埋立てが完了した区画で、工場の一部が既に稼働を開始していますが、立地協定締結式の場では、地元観音寺市の伊吹島に、同社が製作した浮桟橋を設置したことが紹介されるなど、本県の社会資本の整備にも大いに貢献をいただいていることに深く思いをいたしました。
協定式では、工場の建設や操業が円滑に行われるよう、また、地域の発展につながる立地となるよう、相互に協力することを確認しました。
これを契機に、本県から、三井住友建設鉄構エンジニアリング株式会社がますます発展されますよう、また、香川県経済の発展と地元観音寺市の活性化に大きな役割を果たされますよう期待しています。
近年、企業においては、サプライチェーン対策としての海外生産拠点の国内回帰や地方での拠点整備の機運の高まりが見られます。
県では、この機を逃すことなく、本県への優良な製造業などの拠点整備や若者にとって魅力のある産業の立地を促進し、県経済の活性化につなげることができるよう、より一層、企業誘致の取り組みを進めてまいります。
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