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6月22日は「らい予防法による被害者の名誉回復及び追悼の日」です。
この日に合わせて大島青松園を訪問しました。
大島青松園には、国による過去の誤った政策により、ハンセン病患者として強制的に隔離させられ、その後、病気が完治しているにもかかわらず、社会復帰ができなくなった入所者の方々が暮らしています。
大島に到着後、まず、納骨堂と慰霊碑において、この地でお亡くなりになられた2千百余人の方々のご冥福をお祈りし、二度と同じ過ちを繰り返してはならないという思いを新たにしました。
次に、七福神の布袋尊の庵治石置物を贈呈し、除幕式を行いました。入所者の方々との懇談では、今なお差別や偏見が残っていることや入所者数が29人まで減少し、平均年齢は86歳を超え、高齢化が進んでいることをお聴きしました。
ハンセン病については、残念ながら差別や偏見が完全に解消されたとはいえません。今後もハンセン病に対する正しい知識と理解の普及に努め、差別や偏見の解消を図ってまいります。また、来年は「瀬戸内国際芸術祭2025」を、大島も会場の一つとして開催予定です。皆さまにはぜひこの機会に、大島を訪れていただき、差別や偏見のない社会について思いを巡らせていただきたいと思います。
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