ここから本文です。
HIV感染症/エイズ・性感染症
お知らせ・新着情報
現在、情報はありません。
HIV感染症/エイズについて
Q：HIV感染症/エイズってどんな病気ですか。
エイズは、HIV（ヒト免疫不全ウイルス）に感染することによっておこる病気のことです。HIV感染＝エイズではありません。HIVが体内に侵入（感染）した状態が、HIV感染症です。HIVに感染してもすぐにエイズを発症するわけではありません。感染から数週間以内に風邪のような症状がでることがありますが、その後は何年も症状がない状態が続きます。その間にウイルスによって体の免疫システムが攻撃され、これにより免疫力は徐々に低下し、やがて、本来なら自分の力で抑えることができる病気を発症しやすくなります。このように、免疫力が低下して、様々な合併症にかかりやすくなってしまった状態が、エイズ（後天性免疫不全症候群）です。現在はさまざまな治療薬が出ており、きちんと服薬することでエイズ発症を予防することが可能になっています。
Q：どのような感染経路がありますか
1.性的接触による感染
HIV感染者の血液・精液・膣分泌液から、相手の性器や肛門、口などの粘膜や傷口を通って感染します。
2.血液を介しての感染
HIVが混入した血液により感染するケースです。注射器・注射針の使い回しや、違法薬物の回し打ち、医療現場における針刺し事故などがリスクとして知られています。
3.母子感染
母親がHIVに感染している場合、妊娠中や出産時に子どもに感染するケースや、母乳によって感染するケースがありますが、抗HIV薬を服用したり、母乳を与えないなどの対策で子どもへの感染を抑えることができます。
Q：香川県は、どのような状況ですか
令和5（2023）年の新規報告数は、HIV感染者1件、AIDS患者4件でした。平成4（1992）年からの累積報告数はHIV感染者が88件、AIDS患者が59件でした。PDF（PDF：838KB）
Q：HIVに感染したかどうか知る方法はありますか
血液検査によるHIV検査を受けるしかありません。自覚症状がない期間にあなたの大切な人に感染させている可能性もあります。不安な時は検査を受けましょう。もしも、気になる症状があるときは、医療機関を受診しましょう。
また、HIVの感染初期には、血液検査では陰性となり、感染していることが検査では分らない時期（ウインドウ期）があります。HIVに感染すると、通常、4週間後くらいから血液中でHIVに対する抗体が検出されるようになります。感染から3カ月までの時期に検査が陰性であった場合、見かけ上の陰性のことがあるため、確実な判定には感染から3カ月以降の検査が必要です。
Q：HIVに感染している場合は、どのような治療方法がありますか
HIV感染症の治療は3～4種類の抗HIV薬を組み合わせて内服する多剤併用療法が基本です。最近では、2〜3種類の成分が1錠の中に含まれた合剤が多数でており、1日1回1錠内服での治療も可能となっています。からだの中のHIVを完全に取り除く治療薬はありませんが、エイズを発症する前にHIV感染を知り、適切な治療を受ければ、エイズの発症を防ぎ、感染前と変わらない日常生活を送ることができるようになりました。早期に治療を始めることにより、他の人への感染を防ぐこともできます。香川県ではエイズに関する総合的かつ高度な医療を提供する場として、1カ所の中核拠点病院と4カ所の拠点病院を指定しています。
・香川大学医学部附属病院（中核拠点病院）
・香川県立中央病院
・高松赤十字病院
・四国こどもとおとなの医療センター
・三豊総合病院
（外部サイトへリンク）梅毒などの性感染症について
性的接触によってうつる病気を性感染症といいます。
現在、若い世代を中心に感染者が増えている梅毒について、ここではご紹介します。
梅毒に感染すると、口の中や肛門、性器等にしこりや潰瘍、リンパ節の腫脹、赤色の発疹などの症状が出現します。
早期の適切な抗菌薬治療で完治が可能であり、感染しているかどうかは血液検査によってわかります。また、治療によって完治した後でも新たに感染することがあり、予防が必要です。
妊娠している人が梅毒にかかると、流産、死産となったり、子どもが梅毒にかかった状態で生まれる先天梅毒となることがあります。感染した妊婦への適切な抗菌薬治療によって、母子感染のリスクを下げることができます。
（外部サイトへリンク）|
若い世代の方へ（PDF：301KB） |
赤ちゃんへの感染（PDF：275KB） |
男性の方へ（PDF：469KB） |
このページに関するお問い合わせ
[ 法人番号 ]8000020370002