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強制循環型の太陽熱利用システムは、屋根の上に集熱パネルと貯湯タンクを設置する旧来の太陽熱温水器(自然循環型)とは違って、太陽熱の集熱パネルに不凍液を通し、地上に設置した貯湯タンク内の水と熱交換する間接加熱方式なんだ。給湯の補助として24号のガス給湯器を内蔵しているよ。
出所:四国ガス株式会社
太陽熱集熱パネルで集められた熱によって、パネル内を循環している不凍液が熱せられます。熱せられた不凍液は貯湯タンク内に設置された熱交換器に運ばれ、貯湯タンクの水と熱交換をします。冷やされた不凍液は再び集熱パネルに戻り、再度熱せられて貯湯タンクへと運ばれます。このサイクルを繰り返すことで貯湯タンク内の水がお湯に変わっていきます。この方式が間接加熱です。
間接加熱であれば、貯湯タンクの加重による屋根の傷みの心配がありません。また寒い日でも補助熱源としてガス給湯器を内蔵しているので湯切れの心配もありません。最高で80℃以上まで熱せられた貯湯タンク内のお湯は、水を貯湯タンクへと運んで混合し、一定温度まで下げられ家庭の給湯需要にあわせて使用されます。このシステムによって家庭の年間給湯負荷(約13.4GJ)の約6割をまかなうことができます。
(協力 四国ガス株式会社)
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