ページID:12408

公開日:2023年11月8日

ここから本文です。

園芸総合センターにある桜

 

ベニシダレサクラ(紅枝垂桜)

ベニシダレサクラ花の直径は2.5cm程度、花の色は紅色。
枝は優雅に垂れ下がる。
この花は満開時はかなり濃い紅色で満開になってもそれほど退色しない。

園芸総合センターのベニシダレザクラは、福島県三春町に現存する国の天然記念物として全国的に有名な、三春滝桜(ミハルタキザクラ)の実生個体(子供)。
三春滝桜は、日本三大桜一つであり、桜の東の横綱に位置づけられている。
日本三大桜は、三春滝桜と根尾谷の淡墨桜(岐阜県本巣市)、山高神代桜(山梨県北杜市)。
西の横綱は、根尾谷の淡墨桜(岐阜県本巣市)。
三春町で代々長きにわたって桜守(さくらもり)として、滝桜の調査・育成・保存に尽力された柳沼吉左エ門氏の奥様、柳沼ハル様から高松空港の開港に合わせて特別に苗木を譲り受けました。
高松空港の開港日の平成元年12月16日に当センターに定植しました。

カンヒザクラ(寒緋桜)

カンヒザクラ花の大きさは2cm程度で垂れ下がって筒状に咲く一重咲、花は半開状になり、蜜が多い。
花の色は、緋紅色から濃紫紅色。
葉の展開より花が先に咲く。台湾原産の品種。

ケイオウザクラ(啓翁桜)

ケイオウザクラ花の大きさは2cm程度の一重咲、花の色は淡紅色。
葉の展開より前に花が咲く。
木が大きくならない品種。

ヤマザクラ(山桜)

ヤマザクラ日本の野生の桜の代表格。山地に広く自生する。
染井吉野が広がるまでは、桜と言えば「山桜」だった。
花の大きさは3cm程度の一重咲、花の色は白色又は淡紅白色。
花に先行して、葉が展開する。

ソメイヨシノ(染井吉野)

ソメイヨシノオオシマザクラとエドヒガンとの雑種。観賞用として広く栽培されている。
江戸時代に染井(東京都豊島区駒込)から広まった。
花の大きさは4cm程度の一重咲、花の色は淡紅色。
葉の展開より前に花が咲く。

気象庁の桜の開花宣言は、ソメイヨシノを基準に行う。東京の場合は靖国神社のソメイヨシノを基準に、香川県の場合は栗林公園のソメイヨシノを基準にしている。
開花宣言は、各気象台や測候所の定めた標本木の花が5~6輪開いた状態のときに行われる。

カンザン(関山)

カンザン世界各地で栽培されている里桜の代表的品種。特に欧米では人気が高い。
花の大きさは5~6cmの千重咲、花の色は濃紅紫色。
葉の展開後、4月下旬に開花する。
寒さや病害虫に強い。

 

このページに関するお問い合わせ