トコジラミにご注意ください
トコジラミとは
- カメムシの仲間で、ナンキンムシとも呼ばれています。
- 成虫の体長は約5~8ミリメートル程度で、褐色で扁平な形をしています。
- 卵は乳白色の楕円形で、大きさ1ミリメートル程度。幼虫も成虫をそのまま小さくしたような体型ですが、色は成虫と異なり淡黄色をしています。
- 雌は 1 日当たり 5~6 卵をほぼ毎日産み続け、一生の間の産卵数は 500 個程度になります。
- 翅は退化し、飛ぶことはできません。
トコジラミによる被害
- 夜間、部屋の隙間等から出てきて活動し、主に皮膚が露出している手足や首、顔を吸血します。吸血する際に唾液が注入され、それに対するアレルギー反応により強いかゆみが生じます。
- アレルギー反応のため、これまでトコジラミに刺されたことがない人はかゆみが出ず、吸血されたことに気付かないことがあります。
- 感染症を媒介したという報告はありません。
トコジラミの生息場所
- 清潔、不潔に関係なく外から持ち込まれることで繁殖します。
- 暗く狭い隙間を好みます。(畳の隙間や裏側、家具の内部や床との隙間、ベッドマットレスの隙間、ソファーの隙間、壁に掛けたカレンダーや鏡の裏側、カーテンのひだや折り返し部分など)
- 潜伏場所の周辺には、血糞と呼ばれる黒い斑点状のシミが見られるようになります。
- 卵や幼虫が、荷物や、衣服の裏やポケットなどに付着して、外から持ち込まれることがあります。
トコジラミが発生したら
- 被害の拡大を防ぐため、早期発見・早期駆除をすることが大切です。
- 駆除の際は潜んでいる場所を的確に把握することが重要となるほか、従来のピレスロイド系や有機リン系の殺虫剤に抵抗性を示す薬剤抵抗性トコジラミが増えています。こうしたトコジラミには、テネべナール(一般名:ブロフラニリド)の殺虫成分を含んだ殺虫剤が効果を期待できます。
- 被害状況に応じて、技術、知見を持つ専門業者に調査、防除を依頼することも検討してください。
トコジラミ対策
- 香川県では、民間企業等と様々な分野で連携し、それぞれの特性や資源を生かして地域の様々な課題に迅速かつ適切に対応し、地域の一層の活性化及び県民サービスの向上に努めています。
- 香川県とアース製薬株式会社は、包括連携協定を締結し、アース製薬株式会社の監修により、リーフレットを作成しましたので、トコジラミ対策にご活用ください。
トコジラミ対策リーフレット(PDF:1,363KB)
お問い合わせ先
トコジラミの一般的な相談については、各保健所へお問い合わせください。(保健所では、駆除の依頼は受けておりません。)
所在地を所管する保健所の衛生課(所在地が高松市の場合は高松市保健所)
香川県東讃保健福祉事務所(東讃保健所)衛生課(電話0879-29-8270)
香川県小豆総合事務所(小豆保健所)衛生課(電話0879-62-1374)
香川県中讃保健福祉事務所(中讃保健所)衛生課(電話0877-24-9964)
香川県西讃保健福祉事務所(西讃保健所)衛生課(電話0875-25-4383)
高松市保健所生活衛生課(電話087-839-2865)
参考資料