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滝宮念仏踊りは、伝説によると、仁和4年(888年)の大干ばつで農民が苦しんでいるのを見て、時の国司 菅原道真が城山の神に降雨を祈願、断食7日の祈願の結果、大雨が降った。喜んだ農民たちは道真の屋敷の庭に集まり、感謝の踊りを行ったのが始まりだと言われており、後に讃岐に流された法然上人が仏教を広めるため「南無阿弥陀仏」をこの踊りに取り入れたことから、念仏踊りと呼ばれるようになったと伝えられています。
毎年8月下旬(令和4年までは8月25日)に滝宮神社と滝宮天満宮の境内で行っており、その前日は傘揃いといって、準備のために勢ぞろいします。踊り役は騎馬、帯刀、長刀、抜刀、棒突き、青竹突き、願成就、下知、かね打ち、太鼓打ち、子踊りなどを加えると数十人にのぼります。当日は、ほら貝を吹くものが先頭に立ち、行列をつくって神社境内に入り、ゲンジ(下知役)の指揮に従い「南無阿弥どうや」のはやし言葉に合わせて踊ります。(出典:香川用水史)
昭和52年5月17日文化庁より文部大臣による重要無形民俗文化財として国の指定を受け、令和4年11月30日には「風流踊」の一つとしてユネスコの無形文化遺産に登録されました。
詳細な開催日時は、滝宮天満宮の公式ホームページ(外部サイトへリンク)に掲載されますので、リンク先からご確認ください。
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