地理的表示(GI)保護制度

地理的表示(GI)保護制度は、その地域ならではの自然的、人文的、社会的な要因の中で育まれてきた品質や社会的評価を有する農林水産物・食品等の名称を、地域の知的財産として保護する国の登録制度。

県内では、「香川小原紅早生みかん」、「善通寺産四角スイカ」、「サヌキ白みそ」、「大野豆」が登録されており、海外との相互保護の取決めのある国においても保護されることから、輸出時の模倣品対策としても有効。

制度の概要

1. 地域ならではの要因との結びつきを有する産品について、生産地や特性とともに、農林水産大臣が登録。（登免税として9万円必要、更新料は不要）
2. 生産地や生産方法等の基準を満たす産品を生産する生産者団体の構成員及びその産品を販売等する者は、地理的表示及びGIマークを使用できる。
3. 地理的表示の不正使用は行政が取締り。

〇地理的表示保護制度に関する情報（農林水産省HP）

http://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/index.html

 

香川県の登録産品

名 称	申請者	登録 年月日	特 徴	写 真
香川小原紅早生みかん（外部サイトへリンク）	香川県農業協同組合	平成29年12月15日	果皮の色が鮮やかな濃紅色であることが特徴の温州みかん。国内で栽培されている約100品種の温州みかんの内で最も紅いといわれている。糖度と酸度のバランスがとれ食味が良い。
善通寺産四角スイカ（外部サイトへリンク）	香川県農業協同組合	令和元年6月14日	サイコロ状の四角い形をしたスイカの果実で、スイカの外皮は縞がほぼ垂直で整った縞模様であることから、美しい外観を有している。ユニークな四角い形や美しい外観が市場において評価され、高価格で取引されている。善通寺市のふるさと納税の返礼品にも採用されるなど、善通寺市を代表する特産品となっている。
サヌキ白みそ（外部サイトへリンク）	香川県味噌工業協同組合	令和5年1月31日	伝統的な県産調味料で、平安時代に京都発祥の製法が伝わったのが起源とされる。なめらかで透き通るようなクリーム色の見た目や、低塩で糖分を多く含んだ甘みが特長。あんもち雑煮やてっぱい、サワラのみそ漬けなどの郷土料理に使われている。
大野豆（外部サイトへリンク）	大野豆プロジェクト	令和6年1月29日	一般的な一寸そらまめと比べて、小粒で皮が薄く柔らかいため咀嚼しやすい。古くから郷土料理の「押し抜き寿司」や「しょうゆ豆」の原料として重宝され、近年の生産復活後は地元小中学校の給食にも採用されるなど地元に欠かせない産品