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かつては神社や寺院のみならず日本家屋にも、鬼や縁起のよいものなどの形をした鬼瓦(装飾瓦)が使われ、屋根を飾っていました。鬼瓦(装飾瓦)は、昔から住む人の厄除けや守り神、招福などとして好まれて、多くの鬼師によって様々な形が創作され、昨今、人々の生活様式の変化とともに姿を消していく中、コレクターも多くいるようです。
当園の瓦館でも鬼や鯱、鶴・亀などの鬼瓦(装飾瓦)を展示しており、このたび、高さ・幅とも約1.6m、寺社仏閣にあったであろう大きな鬼瓦を含む100点が寄贈され、収蔵品のラインナップが一層豊かになりました。
その寄贈品の中から、表情が異なる様々な鬼のほか、巧みな細工が施された唐獅子牡丹、リアルさを追求した七福神の恵比寿など約30点を展示する特別企画展を開催します。
高い屋根の上でなかなか鑑賞できなかった鬼瓦(装飾瓦)を、本企画展において間近でご覧いただき、鬼師の創作技術の巧みさやこだわりなど、鬼瓦(装飾瓦)の魅力を十分にご堪能ください。
開催概要
【会場】栗林公園讃岐民芸館瓦館等
【期間】令和6年3月29日(金曜日)~6月2日(日曜日)
【料金】無料※ただし栗林公園入園料が別途必要
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