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県土の約半分を占める森林は、北側に広がる平野部では讃岐富士(飯野山)などに代表される孤立丘や、屋島に代表される溶岩台地が分布し、南側には讃岐山脈が東西に連なり、変化にとんだ地形が形成されています。河川はおおむね讃岐山脈に源を発し、瀬戸内海に注いでいます。
また、温暖で雨が少なく、日照時間の長い典型的な瀬戸内式気候に属しています。年平均降水量は約1,100mmで全国46番目、年平均日照時間は約2,100時間で全国11番目です。(都道府県庁所在地の1981年から2010年の平均値)
香川県内森林の分布図
県内の森林面積は約8万8千ha(国有林約8千ha、民有林約8万ha)となっています。
(「森林資源の現況」林野庁調査結果:令和4年3月31日現在)
このうち、地域森林計画対象民有林の樹種別では、広葉樹が6割を占め最も多く、ヒノキ、マツと続きます。
地域森林計画対象民有林における樹種別面積率(令和6年3月31日現在)
地域森林計画対象民有林における人工林は、約1万8千haで、その6割程度をヒノキが占めています。
人工林(地域森林計画対象民有林)における樹種別面積率(令和6年3月31日現在)
ヒノキ人工林(地域森林計画対象民有林)は、昭和50年代前半の松くい虫被害跡地に植林されたものが多く、林齢構成は、8齢級(36~40年生)がピークとなっています。
人工林(地域森林計画対象民有林)における齢級別ヒノキ林面積(令和6年3月31日現在)
香川県産ヒノキの搬出量は以下のようになっています。
民有林におけるヒノキの搬出量の推移(令和6年3月31日現在)
県内のヒノキ林
近年では、香川県産ヒノキで家を建てる方も増えてきています。このほか、公共施設や店舗などの建物、家具や遊具、日用品にいたるまで、幅広くヒノキが使われており、多くの方の目に触れる機会も増えてきました。
県では、令和元年度から香川県産ヒノキの強度試験を行ってきました。これまでの試験結果から、一般的な住宅等の柱材として求められる十分な強度を持ち合わせていることが確認できました。
令和3年度強度試験結果
香川県木材協会ホームページ
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