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公開日:2024年6月17日

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「第40回香川用水水口祭」に出席しました

6月11日(火曜日)に香川用水記念公園で行われた香川用水土地改良区主催の香川用水水口祭(みなくちさい)に出席しました。

水口祭の「水口(みなくち)」とは田んぼに水を引き入れる入口のことを言います。讃岐平野では昔から、4月中旬に田植えの準備作業をして地ごしらえをしたとき、水口へ氏神様から頂いた「お札」(護符)を立て季節の花や焼き米をお供えして水への祈りと感謝をささげる風習があり、これにちなんで、吉野川の水が阿讃トンネルを通り最初に水面を見せる香川用水東西分水工を水口に見立てて、毎年、田植えが本格化する6月11日に開催されています。

晴天の中、多くの関係者の皆さまが参列して、配水の安全と豊潤を祈願し、併せて水への感謝の気持ちを新たにする、神事が厳かに行われました。

続いて、平成26年度から実施されていた国営かんがい排水事業香川用水二期地区が、令和5年度に完了したことを記念し建立された碑の除幕式が行われました。老朽化対策と耐震対策が行われていた本事業の完了は、受益地域の農業用水の安定確保や農業経営の安定に大きく貢献することが期待されます。

式典が行われた後、地元伝統芸能である財田鍬(くわ)おどり、財田町長野獅子、大野原龍王(りゅうおう)太鼓が奉納されました。

また、参加者には丸亀市の有志で結成されている「碧空会(あおぞらかい)」の方々による「手打ちうどん」のお接待が行われました。

香川用水水口祭が行われた香川用水記念公園は、香川用水の歴史が学べることはもちろんのこと、水に親しめ四季折々の草花も楽しめる公園ですので、ぜひ訪れてみてください。

今年は、吉野川の水が香川用水を通じて県内の各家庭に配水されてから50年目となる節目の年です。水資源に乏しい本県が将来へ持続的に発展していくためには、多くの先人のご努力やご苦労、水源地域の皆さま方のご理解によって実現した香川用水に感謝し、このことを後世に長く伝えていくとともに、大切に活用していくことが重要です。そこで、香川県では、香川用水の恩恵に改めて感謝する記念式典や関連イベントの開催を計画していますので、多くの方のご参加をよろしくお願いします。

香川用水水口祭の様子

記念碑の除幕式

 

 

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