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県教育委員会は、児童生徒がいじめを自分たちの問題として捉え、傍観者を生まない気運の醸成に努める自治的活動を支えるために、2009年から3年に1度「いじめゼロ子どもサミット」を開催しています。また、間の2年間はサミットスタッフを養成するセミナーを開催しております。令和2年度はコロナ禍のため、児童生徒を集めての研修は中止し、若年教員を対象に、次回サミットに向けての企画、運営等に係る研修を行いました。
香川県のいじめ認知件数の状況やいじめの種類、いじめの第一発見者などをクイズ形式で学習し、香川県のいじめ
の実態を把握するとともに、学校の組織的対応の重要さを実感しました。
2009年の第1回から第4回までのサミットでの取り組みを振り返りました。
3 SOSの出し方教材の紹介
「SOSの出し方に関する教育」を少なくとも年間1回は実施することを確認し、東京都や北海道の教育委員会が
作成した教材を紹介しました。
4 サミットのコンセプトを熟講
【コンセプトを話し合う】 【アイスブレイク】 【サミットへの思いを語る】
教材づくりとともに、自分事として考えることができる発問になるように指導案を検討しました。
真鍋先生(宇多津小)
いじめを自分たちの問題として捉え、真剣に討論する姿を見て、自分も子どもたちと一緒に活動したいと考えた。
藤田先生(坂出中)
生徒会とともに学校をよりよくするために、温かい言葉が校内にあふれるようにしたい。また、いじめを許さない
風土を生徒が主体となって学校全体に伝える活動に意義を感じ、ワークショップでの学びを活かしたい。
渡邊先生(古高松中)
学生時代にいじめのある学級で過ごしていたが、いじめられている子の暗い表情を見るのがつらく居心地がよくな
かった。このような思いをして欲しくなく、生徒が安心して過ごせる学級づくり等を身に付けたい。
松﨑先生(香西小)
生徒指導担当として、いじめ問題を児童が自分事として主体的に考えることができるかを勉強したい。また、いじめ
問題の事後対応、未然防止において、学校の中心となり行動したい。
清水先生(新番丁小)
いじめ問題につながることが学校教育の推進につながると考えた。また、相手を思いやる心や相手の立場に立って物
事を考える力が育まれることで、誰もが過ごしやすい居心地のよい学校ができると考えるとともに子ども達の力にな
れたらと思う。
冨岡先生(田中小)
様々な研修に参加し、いじめの未然防止等のためにできることについて先生達と話し合うことで知識を増やしたい。
溝渕先生(直島小)
前回までにも参加して子供たちの考えをもとにいじめをなくす取組を一緒に考えてきたので、本年度も参加したい。
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