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椛川ダムは次のような目的でつくります。
洪水時に上流からの水をダムで堰き止め、下流の河川の水を低減して洪水被害を軽減します。
本来河川が持っている機能を正常に維持(既得用水等の安定取水、地下水の維持、動植物の保護、流水の清潔の保持等)するために、渇水時でもダムから流水の補給を行い、これらの機能の維持を図ります。
高松市に対して、水道用水として新たに1日最大9,000m3(立方メートル)の取水を可能にします。
平成6年に代表されるような異常渇水時でも河川維持流量の補給を可能とし、渇水被害を軽減します。
※香東川における治水事業は、昭和13年9月の1市5村に渡る未曾有の大洪水をはじめとする洪水被害の対策として、昭和28年に内場ダムが完成し昭和44年から河道掘削工事等が行われてきました。しかし、その後も昭和54年9月の台風16号による被害や、昭和62年10月の台風19号による被害が発生しています。沿川の市町では市街化が進んでいることから、今後、洪水被害が増大する事が予想されるため、早急な対策が望まれています。
また、香東川は古くからかんがい用水、水道用水の水源としても利用されています。特に下流域では広大な農地が広がり、香川県の穀倉地帯となっています。下流域には県都高松市があり商業・工業・人口等の集積が著しく、土地利用の高度化が進んでいるため、水需要もますます重要になってきています。
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