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香川県はなぜ毎年のように水不足(渇水)になるのですか。
香川県が水不足になる大きな原因としては、瀬戸内海式気候で、雨が少なく、また、雨が降っても、川の延長が短く急こう配のため、すぐに海に流れ込むという地理的条件が挙げられます。このため、古くからたびたび水不足に悩まされてきましたので、先人たちは、数多くのため池を造るなど、水の確保には大変な努力を重ねてきました。
また、昭和49年には、早明浦ダムに蓄えられた吉野川の水を導水する「香川用水」の運用が開始され、本県の水事情は画期的に改善されました。現在では、香川用水により本県の水資源の約3割、特に水道用水では約5割が供給されています。しかしながら、近年、気候変動に伴う少雨化の傾向や降水量の変動幅の増大などにより、香川用水の取水制限が頻発する傾向にあります。県では、香川用水調整池(宝山湖(ほうざんこ))の整備を行うとともに、ダムの整備や井戸の掘削などの自己水源の確保を進め、県民生活への影響を最小限に止めるように努めています。
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