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県では、近年のデジタル化によるデータ通信量の増大やAIなどの技術革新の急速な進展に伴い、データセンターの活用や地方分散が拡大傾向にあることを踏まえ、各種の企業誘致施策をとりまとめたアクションプラン「せとうち企業誘致100プラン」において、データセンターを重点的に誘致する業種に位置付け、先進的かつ戦略的な誘致に取り組んでいます。
このたび、東京都に本社を置き、GPUクラウドサービスを展開する(株)ハイレゾ(NVIDIA社からエリートパートナーとして国内で初めて認定)が、中四国初の「AI開発用GPU専用データセンター」を設置するため、特別目的会社(SPC)「ハイレゾ香川」を設立し、本県への立地の準備を進めてきました。こうした中、本日、経済産業大臣が、同社の香川県内での「AI開発用GPU専用データセンター」設置に係る事業を「特定重要物資供給確保計画」として認定したところです。本事業の総投資額は約200億円で、今回の大臣認定を受け、NEDOから「安定供給確保支援基金事業費助成金」として、77億円の助成を受ける予定です。
立地場所は、綾川町(廃校となった旧綾上中学校を利活用)及び高松市(「RISTかがわ」の活用に向けて施設管理者である(公財)かがわ産業支援財団と協議中)の2箇所になります。
当該「AI開発用GPU専用データセンター」では、中四国初の高性能GPUサーバーを備えたAI開発拠点として計算資源を稼働させ、高付加価値かつ安価なGPUクラウドサービスを展開する予定です。また、同社は、当該拠点においてスタートアップ企業との連携や地域住民向けIT教室の開催などを計画しており、この度の同社の立地により、本県における企業のDX推進や地域経済の活性化への貢献が期待されています。
※詳細は、右記担当者にお問い合わせください。 (株)ハイレゾ 小堀 電話:03-6775-7888
経済安全保障推進法において、クラウドサービスに必要なプログラム及びその開発に必要な高度な電子計算機(クラウドプログラム=GPU含む)を特定物資に指定している。
そのうえで、経済産業大臣は、クラウドプログラムの安定供給確保を図るため、重要な技術の開発や高度な電子計算機の利用環境整備に取り組む企業等の「特定重要物資供給確保計画」を認定し、「安定供給確保支援基金事業助成金」を交付(NEDO)することにより、資金面で支援する。
立地に関する発表・協定締結式後、報道関係の皆様を対象に、「AI開発用GPU専用データセンター」2拠点の現地紹介を実施します。※時間等の詳細につきましては、後日、資料提供いたします。
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