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8月7日(金曜日)、香川大学瀬戸内圏研究センター庵治マリンステーションにて「香川大学研究室訪問交流講座」を開催し、4名が受講しました。本講座では、香川大学の調査船に乗り、「海のゆりかご」として重要な役割を果たす藻場や人工魚礁について学び、里海に関する研究を実際の現場で体験しました。
〈実習〉調査船に乗り、水中ドローンの操作を体験しました
はじめに、調査船に乗り、水中ドローンを使って海中の様子を観察しました。当日は風が強かったため、船を岸壁に係留した状態での実習となりました。受講者は水中ドローンの操縦に挑戦し、モニターに映る海藻やメバルの稚魚などを観察しました。また、末永先生の研究パートナーである山本氏から、海藻は大きく緑藻・紅藻・褐藻の3グループに分けられることや、海藻の種名について解説がありました。


〈観察〉人工魚礁について学びました
続いて、人工魚礁の実物モデルを見ながら、その仕組みについて解説がありました。末永先生が開発した人工魚礁の上部には、海藻を着生させるための着脱式のキノコ型ブロックが取り付けられており、母藻が付いたブロックを移植することで、新たな場所での藻場造成につなげることができます。受講者たちは実物を見ながら、藻場をつくるために工夫された人工魚礁の構造について理解を深めました。


〈座学〉藻場から始まる資源あふれる豊かな瀬戸内海の創生~香川県での取り組み~
末永先生より、藻場が水質の浄化や生物多様性の維持、産卵・生育の場、ブルーカーボンなど、海の環境を支えるさまざまな役割を担っていることが紹介されました。また、藻場の消失が漁獲量の減少にもつながっていることから、藻場を再生・保全することの重要性について説明がありました。
続いて、先ほど実物モデルを見ながら学んだ人工魚礁について、実際の海域での設置状況や近年の取り組みが紹介されました。坂出市沖で行われている実証実験では、構造物の上部に海草を生育させる仕組みを新たに取り入れ、海藻と海草が共生する藻場づくりに取り組んでいます。また、海水温の上昇を見据え、より深い水深での藻場造成を目指しているとの説明がありました。
講義の締めくくりに、水中ドローンで撮影した映像で、人工魚礁の周囲に海藻が豊かに茂り、藻場が形成されている様子を確認しました。


〈学生交流会〉香川大学の学生からお話を伺いました
後半は、香川大学の学生との交流会を行い、受講者から研究内容や大学生活、進路選択のきっかけなど、さまざまな質問が寄せられました。大学生は自身の経験を交えたアドバイスを返し、終始リラックスした雰囲気で交流が進みました。
最後に講座を振り返り、受講者からは「これからは色々なことにチャレンジしてみたい」「水産と建築が融合した研究であることを知り、より興味を持った」といった意見が発表されました。大学生からは、「興味・関心を持ったことには積極的に取り組んでほしい」「今までとは違ったものの見方や考え方を意識し、これからの生活に役立ててほしい」などのエールが送られました。
今回の講座は、香川大学で行われている里海づくりの研究について学ぶだけでなく、大学生との交流を通して新たな視点に触れ、自分自身の進路や将来について考える貴重な機会となりました。


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