ここから本文です。
新型コロナウイルスは、発症までに糞便中への排泄が始まることから、下水中のウイルス濃度を測定することで、無症状でPCR検査等を受検していない陽性者も含めて、早期に流行を検知できるのではないかと考えられています。
この下水中に含まれる新型コロナウイルスの検出については、令和2年の5月から日本水環境学会が研究を開始し、令和3年3月には「下水の新型コロナウイルス遺伝子検出マニュアル」がとりまとめられています。
国土交通省においても、令和3年3月に「下水道における新型コロナウイルスに関する調査検討委員会」を設置し、保健衛生部局の感染拡大防止対策に寄与できるよう、下水中の新型コロナウイルスの濃度測定のあり方等について、検討が進められています。
本県においても、県内2箇所の下水処理場にて下水中に含まれる新型コロナウイルスの濃度を測定しました。
また、内閣官房が実施する「下水サーベイランス(下水中のウイルスを検査・監視すること)の活用に関する実証事業」に参加し、調査により得られた結果を用いて、流行の早期検知への活用の可能性などについて検討を行いました。
毎週定期的に下水処理場に流入する汚水を採取し、これに含まれる新型コロナウイルスの濃度を測定しました。
令和3年10月25日(月曜日)から令和4年9月
調査場所は、以下の2つの下水処理場です。
中讃流域下水道大束川浄化センター(香川県管理)
高松市東部下水処理場(高松市管理)
このページに関するお問い合わせ