ここから本文です。
いじめ・不登校・暴力行為等の未然防止のためには、児童生徒が主体的に取り組む協働的な活動等を通して、他者から認められ、他者の役に立っているという自己有用感を高めることが重要です。そこで、児童生徒の思いや願いから活動をスタートさせ、個や集団の揺れ動く心に寄り添いながら「待つ」という児童生徒を主体とした視点を教師がもつことが求められます。また、児童生徒自身が仲間とともにやり遂げる過程を大切にした児童生徒の自発的・自治的な交流活動が大切になります。これにより、児童生徒は、他者から認められ自信をもつとともに、児童生徒自身が互いに絆をつくり深め、自己有用感を獲得していくことができます。
本事業では、市町との連携・協力のもと、児童生徒の自己有用感を育むため、研究校を指定して研究を市町に委託して行っています。研究指定校は、各学校の児童生徒の実態を踏まえ、学級や学年、学校等の枠を越えた児童生徒の自治的・自発的な交流活動により自己有用感を高めるための調査研究を先導的に推進しています。そして、その成果や課題を普及することで、県下のいじめ・不登校・暴力行為等の未然防止につなげようとするものです。
このページに関するお問い合わせ