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公開日:2023年8月24日

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秋の特別展

魁夷が旅した北欧の風景と、暮らしのデザイン

開催概要展示内容関連イベント

 

チラシ表面

 

1962年春、東山魁夷(1908~1999)は多忙な日常から離れて自らを見つめ直すため、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドの北欧4か国を約3か月かけて巡りました。そして自然はもちろん、街の風景も印象深く記憶にとどめ、帰国後には絵画や随筆に表しました。

一方、魁夷の旅と同じ1960年代頃、北欧では優れたデザインの日用品が次々に生まれ、今もなお人々の暮らしの中に生きています。

本展では、当館所蔵の東山魁夷作品と、今年開館50周年を迎える香川県立瀬戸内海歴史民俗資料館が所蔵する北欧デザイン資料、あわせて80点を超える作品・資料を通し、魁夷が見つめた北欧の風景や暮らしを探るとともに、当時の暮らしに根ざした北欧デザインを紹介します。

 

東山魁夷「エルシノアの街」

東山魁夷「エルシノアの街」紙本彩色、1963年、当館蔵

 

 

リサ・ラーソン「虎」

「虎」:Lisa Larson"Tiger(Africa series)"GUSTAVSBERG(Sweden)©LISA LARSON、香川県立瀬戸内海歴史民俗資料館蔵

 

開催概要

会期

令和5(2023)年9月16日(土曜日)から11月5日(日曜日)まで

休館日:毎週月曜日(ただし祝日の場合は開館、翌火曜日に休館)

開館時間

午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)

観覧料

  • 一般:620円
  • 団体:490円(20名以上)
  • 高校生以下、満65歳以上の方は無料(証明書等の提示が必要)
  • 障がい者手帳等をお持ちの方と介助者1名は無料(証明書等の提示が必要)

主催等

主催:香川県立東山魁夷せとうち美術館

協力:瀬戸内海歴史民俗資料館

後援:香川県教育委員会、朝日新聞高松総局、産経新聞社、山陽新聞社、四国新聞社、日本経済新聞社高松支局、毎日新聞高松支局、読売新聞高松総局、NHK高松放送局、OHK岡山放送、RSK山陽放送、KSB瀬戸内海放送、TSCテレビせとうち、RNC西日本放送、FM香川、エフエム・サン、KBN

助成:公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団

 

展示内容

  • 東山魁夷作品:25点(当館蔵)
  • 北欧デザイン資料:60件75点(香川県立瀬戸内海歴史民俗資料館蔵)

会期中の展示替えはありません。展示点数、内容は変更する場合があります。

 

以下に各章タイトルと、主な展示作品・資料をご紹介します。

(掲載画像のうち、東山魁夷作品はすべて当館蔵、北欧デザイン資料はすべて香川県立瀬戸内海歴史民俗資料館蔵)

 

第一章:北欧への旅

1960年代に北欧を旅した理由|JETRO収集海外優秀商品について

東山魁夷『北欧紀行 古き町にて』より「地図」

東山魁夷『北欧紀行 古き町にて』より「地図」リトグラフ

 

第二章:北欧の暮らしと心の中の「古い町」

魁夷が心に思い描く場所|北欧の多様なデザインー色彩、柄、素材

東山魁夷『北欧紀行 古き町にて』より「オーデンセの古道具屋」

東山魁夷『北欧紀行 古き町にて』より「オーデンセの古道具屋」リトグラフ

 

Finelマグカップ

マグカップ:(左から)Raija Uosikkinen/ Kaj Franck"Tuulenpesa"、Esteri Tomula/ Kaj Franck"Elisa"、Esteri Tomula/ Kaj Franck"Sinivuokko"、以上全てFinel(Finland)

 

Adamシュガーボウル、クリーマー

シュガーボウル、クリーマー: Stig Lindberg"Adam" GUSTAVSBERG(Sweden)

 

第三章:北方に魅かれて

なぜ魁夷は北へ向かうのか|自然をあらわすデザイン

東山魁夷「ウプサラ風景」

東山魁夷「ウプサラ風景」紙本彩色

 

片手鍋"Neptun"

片手鍋: Esteri Tomula/ Kaj Franck"Neptun"Finel(Finland)

 

Gunvor Olin-Gronqvist/ Ulla Procope"KOSMOS" ARABIA(Finland)

皿:Gunvor Olin-Gronqvist/ Ulla Procope"KOSMOS" ARABIA(Finland)

 

 

第四章:幻影にみる魁夷の憧れ

旅行記や絵画作品に表れる幻影と普遍的な暮らしの風景|時代を超えるデザイン|カイ・フランクとタコツボ

東山魁夷「二つの月」

東山魁夷「二つの月」リトグラフ

 

東山魁夷『北欧紀行 古き町にて』より「気球」

東山魁夷『北欧紀行 古き町にて』より「気球」リトグラフ

 

Arne Jacobsen"Cylinda line"コーヒーポット

コーヒーポット: Arne Jacobsen"Cylinda Line"Stelton(Denmark)

 

Kaj Franck”1727"

タンブラー:Kaj Franck"1727"Nuutajarvi(Finland)

 

見どころ
  • 魁夷の作品を絵と文章で楽しむ!

魁夷は帰国後、さまざまな手法で北欧旅行で見た景色、感じたことを表現しました。

本展では魁夷の絵画だけでなく、文章や画集も多く紹介し、多角的にその作品世界をご覧いただけます。

また、デザインとコラボすることで当時の北欧の暮らしにも触れます。

 

  • 貴重な北欧デザイン作品がいっぱい!

本展のための資料調査の結果、多数のデザイン作品の詳細が新たに分かりました。

有名デザイナーの代表作あり、現存数が少ない貴重作あり、どれも見逃せない!

 

関連イベント

スペシャルトーク 終了しました

展示作品の背景について、北欧デザインの歴史をよく知る渡部千春氏にお話しいただきます。

日時:10月9日(月曜・祝日)11時から/14時から(各回とも約1時間)

解説:渡部千春(わたべ・ちはる:デザインジャーナリスト、東京造形大学教授)

申し込み不要、参加無料(ただし観覧券が必要です)

詳細ページ

 

ミュージアムトーク

当館学芸員による展示解説を行います。

日時:9月16日、10月7日・21日、11月4日(会期中第1・第3土曜日)

各日午前11時から(約40分)

申し込み不要、参加無料(ただし観覧券が必要です)

 

北欧茶会~フィーカしましょう~ 終了しました

北欧をテーマにした茶会をひらきます。

フィーカ(fika)はスウェーデンで親しまれる、お茶を楽しみながら語らう時間のこと。学芸員と展覧会を鑑賞した後、カフェでお抹茶をお楽しみください。

日時:9月20日(水曜日)・27日(水曜日)、10月17日(火曜日)

各日10時15分~11時15分、11時15分~12時15分(受付は15分前から)

場所:展示室内、1階カフェ

内容:鑑賞約30分+茶席約30分

解説・亭主:当館学芸員

詳細ページ

 

夕焼けコンサート「伊賀公亮 ~未来に生きる者に託した想い~」終了しました

香川県出身、東京藝術大学在学中の新鋭によるソロコンサートを開催します。

日時:10月7日(土曜日)18時~19時

場所:1階ラウンジ

出演:伊賀公亮(いが・こうすけ:トランペット)、伊波蘭菜(いは・らんな:ピアノ)

料金:無料(コンサート入場のみの場合。展示観覧には観覧券が別途必要)

定員:50名(事前申し込み・応募多数の場合は抽選)

申込期間:9月18日(月曜日)9時から9月27日(水曜日)17時まで

申込方法:電話、インターネット(香川県電子申請・届出システム)にて

詳細ページ

 

会期中限定!カフェでも北欧気分

当館1階カフェ「な・ぎ・さ」のメニューのうち、「ビスコッティ」と「抹茶セット」には特別展にちなんだ北欧デザインの紙ナプキンが添えられます(各日数量限定)

また、カフェで使用中のコーヒー/ティーカップは魁夷作品『北欧紀行 古き町にて』をもとにデザインされています。

お好みのメニューで北欧を感じてください。

カフェ営業時間:開館日の9時30分から16時30分まで(16時ラストオーダー)、食事メニューなし

 

内覧会のお知らせ 終了しました

展覧会オープン前日、報道関係の皆様と招待の方にいち早く展覧会をご覧いただけます(時間内自由観覧)。

日時:9月15日(金曜日)13時30分~15時

14時から、館長挨拶・助成目録授与・担当学芸員のトークを行います。開展式はありません。

詳細ページ

 

 

展覧会チラシ(PDF:2,806KB)

 

このページに関するお問い合わせ

政策部東山魁夷せとうち美術館

電話:0877-44-1333

FAX:0877-44-0220